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海老蔵不在を鑑賞に…七月松竹座は今日も雨ダス [海老蔵礼賛出張所]

大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎
関西歌舞伎を愛する会 第十六回 七月二日〜二十六日

七月十四日 昼の部
 海老蔵さんのバカバカバカ!十三日の「鳴神」終了後、楽屋のお風呂で転倒して足の裏を十五針縫う大怪我して休演なんだって〜!ヒドイ!酷すぎるぅ〜!海老蔵さん観たさに貧乏会社員が一等のチケット買ったのにぃ〜!舞台写真も海老蔵さんだけ出てないし。楽しみがないじゃんか〜松竹!
 …悲しんでばかりいても仕方ないし、命に別状はなさそうなので、まぁこんなこともあるわな、長い役者人生ならば…とあきらめて劇場に向かいました。「十二夜」とか「研辰」みたいに海老蔵さんが出てない方が、気楽に観られて楽しいかもな、と思っていたら甘かった。海老蔵さんがいた舞台に海老蔵さんがいない!今日は「海老蔵さんがいない」というタイトルのお芝居を観に行ってしまいました。

 「鳴神」は愛之助さんが代役です。昨日決まって今日本番とは可哀想過ぎます。そして、それを見せられるアタシもかわいそー!バージョンアップした海老蔵さんの鳴神を期待してたのに、なんか別のドキドキ(ハラハラ?)がある鳴神でした。孝太郎さん、白雲坊、黒雲坊頑張ってましたけど、平均点では喜べない体質になってしまったのじゃ。
しかも、三等、二等ときて、やっと一等席で、しかも上人様ハウスの前で上人様ウォッチに最適な場所だったのに。「アカン、こりゃ酷すぎる〜(狐忠信@海老蔵のイントネーションでお願いします)」観ているうちにどんどん気が滅入って虚しくなってしまったのでした。

 今日は「橋弁慶」ちゃんと観ました。壱太郎くん、ちょっとアニメ声(グーグーガンモ、みたいな?)ですが、可愛らしい。三原順子に似てますが、品はあるかな。しっかり踊っています。

 そして「義経千本桜」の代役は薪車さん。一幕と二幕で花道からはけるんですが、歩き方に重みがない。なんか、主役の歩き方じゃないと思った。二幕目は桃太郎みたいなかわいい拵えで格好は海老蔵さんと遜色無い(私からみたら海老蔵さんの方がずっといい)ですが図々しさがないというか、物足りません。
 仁左衛門さんはとてもよかったです。海老蔵さん休演でこんなに気が揉めるのですから、仁左衛門さんが大病をなさったときのご贔屓さんの悲しみはどんなものだったろう、なんて感じました。
そう言えば、この日の安徳帝は、知盛をガン見していたので、あの血まみれ衣裳が怖くて(矢も刺さっているし)7日は泣いていたのかな。小さい子には確かにあの出で立ちはコワイわな。

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■七月十五日

さて、昨日はしょっぱなが「鳴神」で、あまりの海老蔵不在の喪失感で、気鬱になって昼で切り上げ、予約していた夜のチケットは返品させていただきました。どなたか仁左衛門贔屓さんが買っていただいてたらいいのですが…。浮いたお金で夏休みの旅行グッズなど買って気晴らししたりして、今日はいざいざ夜の部へ行って参りました〜。花横です〜。

「鳥辺山心中」からはじまり。初めの方の「座敷をぬけて忍び男にでも逢うていたか。」という半サマの問いにお染が「あい、このような男に逢うていました」といって、誂えた春着を見せるところが、何故か毎回イラっとくる。カマトトよのう。あと、お染の父、与兵衛(同じ名!)は、毎回感心しません。

そして「身替座禅」です。かわゆいっす、仁左衛門さん!「さかしゅうしてても所詮は女…」というような台詞があって、菊五郎さんで見たときはイラっときたのですが、仁左衛門さんがおっしゃると、普通に、カワイク聞けます。超キュート!仁左衛門さんがやると、好色な夫の浮気話ってだけじゃなく、ちゃんと奥様ともうまくやってて、モチロン奥様は旦那様がだ〜い好きで、って感じも伝わるので後味も悪くないです。奥様の玉ノ井、太郎冠者、千枝、小枝のバランスもよくって、とっても楽しめる一幕です。

いよいよ「女殺油地獄」です。結論から言うと、スッゴク楽しんできました!仁左衛門さん、よかったですぅ〜!仁左衛門さんファンからしたら、そんなのあったりめぇじゃん、てなもんでしょうが、昨日の落胆があったのでねぇ。
一幕、二幕は仁左衛門さんの圧勝ですね。じゃらけた感じ、本当に箸にも棒にもかかんない甘ったれな感じなのです。もうヨワヨワなの。一幕の最後、駄馬にびびったあと笑われながら帰って行くトコなんて、可愛くて情けなくて。二幕目も、油壺を担いでよろよろ戻ってくるところから頼りな気。海老蔵さんなんかその三倍でもゆうゆう担いで、ベンチプレスとかしそうだもん。家族に暴力ふるうところも、海老蔵さんはヘタクソ。仁左衛門さんの観てよくわかりました。本当に叩いたり蹴ったりしなくても、カタチがその動きのキモを捉えているから真実に見えるの。そして家を出ざるをえなくなって、出て行くとこも、はかな気で可哀想。海老蔵さんなんか、家を出されても新地で用心棒とかして生きて行けそうなしっかり感が…。江戸っ子のキッパリ感がアダだねぇ。
さて三幕。もちろん、お吉に脇差しで襲いかかるまでは仁左衛門さんに軍配。まぁ仁左衛門さんも初役の海老蔵さんに負かされるとは思ってないでしょうけど。でもでも、油ですってんころりん、三味線の不気味な音色とともにひっくり返るカタチは海老蔵さんがずっとキレイ!さすがの運動神経です。そしてやっぱり役の若さと実年齢とのシンクロ具合が海老蔵さん。仁左衛門さんも少年体型ですが、三十くらいには見えます(それもスゴイ)。
仁左衛門さんがお出になられているということで、孝太郎さんの緊張感もまた格別では?次回は約十日後の観劇なのですが(三列目中央なのよぉ〜〜〜)、海老蔵さんで観られるか、仁左衛門さんで観られるか、どっちでも楽しみぃ。今日お話した仁左衛門のファンの方はニザ様の体調を心配してらして、「与兵衛が観られるのはうれしいけど、体が心配」とおっしゃって、やんわり怒られてしまいました。不肖の弟子でスミマセン〜。仁左衛門さんまで休演にならないように(そしたら愛之助さんが大変なことに!?早変わり!?)頑張ってくださいませ!


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コメント 1

amanly

こんにちは、1月の松竹座勧進帳の記事でもコメントさせていだきました。
愛之助さんの鳴神第一回目をご覧になったとは。大変でしたね~。
今月の松竹座はいろいろとすごかったですね…
千穐楽の記事を書きましたのでTBさせていただきました。よろしければご覧ください。では。
by amanly (2007-07-28 23:23) 

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