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2008年1月読書日記/天璋院篤姫 [読書]

超スローペースな読書生活です。
1月に読んだのは二冊。

「天璋院篤姫 上」宮尾登美子 講談社文庫 667円 001
「天璋院篤姫 下」宮尾登美子 講談社文庫 667円 002

ご存知、今年のNHK大河ドラマの原作本。「婦人画報」の2007年12月号で、宮尾先生自ら本の執筆の動機や篤姫への思いをお話しされているのを読み、徳川の時代に、人の上に立ち指導者となって組織(大奥)運営をしていた女性の苦悩等に興味を持って読んでみました。

ドラマでは宮崎あおいちゃんが真摯にハキハキと演じられていて可愛いんですが、本の印象とは少し違います。瑛太と二人でふらふら出かけて行くような自由さは本にはなく、かなり不自由というか制限のある暮らしのよう。トイレで自分のお尻も自分で拭けないそうです。今泉家のお姫様から島津家の養女になり、さらに近衛家の養女になり、そして徳川家に輿入れする。

旦那(家定)は不能のようで、処女のまま亡くなったそうですが(バージンクィーンのエリザベスとは随分違いますね!彼氏とかいなかったのでしょうか)、その辺も宮尾氏は気の毒がっています。旦那の死後、大奥を統括していくのですが、それだけでも大変なのに、天皇の妹・和宮を嫁に迎えることになるわけですね。「御所風のやりかた」を認めるという前提で。

スゴイ軋轢のなか、和宮を思って行動してきた篤姫が、誤解がもとで、もうどうでもよくなって心を閉ざしてしまうところが共感できたな。歩み寄ろうと、いろいろ我慢したり腹立ちを飲み込んでつき合ってきたのが、ずっと重なってそれに止めをさすような何か大きな気に食わないことが起きて、心が一気に瓦解するという…。だから人付き合いで、あんまり我慢しちゃだめなんだよな。

面白かったのが、京都と江戸の文化の違いで、京都風では何にでも「さん」付けで「天皇さん、宮さん」はわかるにしても「お乞食さん」にはびっくりした、という江戸方の話しがでてくるところ。確かに関西では何にでも「さん」付けですな。子どもの頃はウンコにもさん付けで「うんこさん」と呼んでおりました。こんなことを聞いたら、篤姫さんはさぞびっくりしはったでしょうね。


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