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海老蔵さん関連書籍 [海老蔵礼賛出張所]

暖かくなって来たので、年末にパスした大掃除を今ごろ。で、本棚を片付けていて、ふと海老蔵さん関連書籍を処分してしまおうかと思いついた。

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一応表紙のは買って保存してた〜

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ちょっとマニアック雑誌に載ることも多かった。

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寺尾との対談は「Number」で。表紙は三浦知良だった。

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襲名前からどんどん取材が増えて露出が増えてった〜

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右上「MR」の表紙はカッコいいですね〜。一番下は「GQ」で成田屋さんとルイ・ヴィトンの交流記事。

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「和楽」「家庭画報」「婦人画報」などにもよく特集が。

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新之助時代の写真集「新生」には、KJとの対談も。堀越高校時代のハナシとか、結構面白くてよかった。

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今よりこの頃の方が好きだな〜。

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歌舞伎関連書と番附は本棚に置いておく〜。右側のファイルは舞台写真とチラシ、チケット半券のファイル。

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新橋演舞場で見た三之助公演での「彦市ばなし」殿様。バカ殿役は珍しい。

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2002年1月の大阪松竹座の公演。楽しかった。「外郎売」「恋湊博多諷」「輝虎配膳」「連獅子」など。

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昼5回、夜6回通ったのよね〜。特に夜の部の「連獅子」が大好きで。

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これは海老蔵襲名興行のとき。切られ与三ですな。人気がありすぎて一階席のチケットが一枚も取れなかった(客席を海老蔵さんが徘徊するのでw)。

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舞台写真や貰ったサインを眺めていると、やっぱり処分は思いとどまり、まとめて押し入れにしまうことにしたw 定年後に海老蔵さんの論文でも書く時に役立ちそうだし。
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共通テーマ:日記・雑感

引っ越します〜 [海老蔵礼賛出張所]

少し前から感じてたんですが、
このブログ、テーマがいろいろありすぎて、ちょっとカオス
だいたい「よろず思う事」って、HP時代の
着物」や「読書」とかの設定しているテーマに入らない、
シゴトの愚痴やらイライラすることのマイナス感情の捨て場だったんですね〜。
タイトルもだっさいし。
それが海老蔵語りながら9mmの話に飛び、とかややこしくなってて。
(それはそれで、私のアタマの中の混沌状態を表してるんですが)
海老蔵さんの舞台の感想が他の記事に埋没して
読みにくい感じもするし。

ブログ開設した時は、まだso-netブログでは1コしか作れなかったんですが
今は複数立ち上げられるようになったし
歌舞伎と歌舞伎に関係する話題と、音楽関係(吉井&9mm関係)を
引っ越すことにしました

で、昨日からまずは海老様のお引っ越し。
一応、以前のコンテンツを新しいブログにもコピーしました。
これが案外面倒くさくて…。もっと簡単なやりかたないのかしら?
(「よろず」内にある記事も、コメントをつけていただいてるのでそのまま残します。)

さっき、無事、コピー完了したんですが
新しいレイアウトで見ると、昔書いた感想もまた新鮮で
楽しかった記憶がぶわっと甦り、なんだか幸せな気分です♪
自分でも感心するほど、熱心に書き込んでてオモシロイ。
新しい方のブログ・海老蔵礼賛
どうぞ、よろしくお願いいたします〜

海老蔵礼賛
http://ebizo-raisan.blog.so-net.ne.jp/

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共通テーマ:演劇

2009年初芝居は、新橋演舞場 新春花形歌舞伎 倒錯美の海老蔵で明け! [海老蔵礼賛出張所]

お待ちかねの、新橋演舞場に行って参りました〜。
とてもいいお天気で、寒くても爽やかで気持ちよく、着物姿の女性もたくさん。
そして、若い女の子が多い!増えた!海老蔵PRのおかげ?
ビミョ〜なタイミングで取ったチケットなので、席はまあまあ。
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日差しが春のようで、光も霞んでいる演舞場正面。

昼の部は花外の真ん中辺り。二人三番叟でスタートです。右近さんと猿弥さんが面白く楽しく踊られて、はじめちょっとネムネムだったのが、最後は拍手でした。

そして噂の口上です。海老蔵さんと後見の右之助さんだけの登場。拍手の音が違いますね〜。今回の演目を「エッヘン」とか言いながら読み上げ、最後に「にらみ」です。「家の芸」が「にらみ」ってチョット面白いですよね。でもなんか海老蔵さんの目力は効力ありそうな気がします。効いたかなぁ、効いたらいいなぁ。今年一年無病息災でいられますよう。←初春っぽくていいですね!

いよいよ昼の部のメイン義経千本桜から木の実小金吾討死すし屋です。海老蔵さん初役だそうですが、私はこのお芝居自体が初めて。掲示板で「美しい」「肉体美」と絶賛されていましたが、確かに美しい肉体を露出してます!どこを見ていいやら…。「早く袖をお通しになったら」とか「ステテコかなにか履いてくださいな」と思ってしまいました。
「木の実」では、いがみの権太が「愛嬌もある悪い奴」であることを紹介していて面白いんですが、木の実を取ってやって(海老様が石を投げて木の実を落とすんですが、筋肉の形がキレイ〜)近づいて、実は強請りたかりの嫌なやつって流れが、少し良くないような気がした。微妙に間が悪いのかなんなのか。小金吾がくやしがって泣いていたけど、そこまでイヤらしく意地悪にもみえなかったし。そのへんが弱かったのでは…と。そして、子どもをおぶって奥さんと帰るところが良くってイヤだったわ!なんだかいろんな妄想が沸いてきて。ワタクシもぞんざいに「早く行けよ!」とか言われて着物の裾をめくられたい…とか??

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「小金吾討死」、段治郎さんが頑張ってましたが、この役も海老蔵さんにやって欲しいかも。さっきの場のくやしがって怒って泣くとことか、戦っている間に手負いになって髪も乱れて、とか美しそう〜♪
勘三郎さんか仁左衛門さんが権太のときに(豪華すぎ?)。

で、木の実のたかりで味をしめて、お母さんからもお金を巻き上げようと勘当になってる実家「すし屋」に海老蔵さんがやってきます。私も海老蔵さんが息子だったら際限なくあげてしまいそう。嘘泣きとかしながらいろいろ言ってて可愛いんだもん。で、桶の取り違えとかあって、最後の盛り上がり。獅童さんはやっぱり気に入らないのでスルー(温そうな靴はいてました)。権太は維盛を助けるために女房と子どもを犠牲にする上、誤解をうけて親に切られて瀕死状態から、実は…となるわけ。泣かせどこなんだろうけど、頼んない維盛守る為に子どもの命までっていうのがリアリティーなくて、今の時代共感しにくかった。縄をかけられて奥さんと子どもが連れられてきたところはなかなか悲惨で、権太の苦渋も滲んでました。

澤瀉屋さんの女優陣はみんな大柄ですね。猿之助さんの趣味なのかしら?維盛の奥さんの若葉の内侍の笑也さんは冷たそうで亭主に毒を盛りそうな女にみえる。媚び媚びで艶やかが過ぎるこってり春猿さんのお里と一緒になったほうが、維盛@門之助さんは幸せになれるのではないかと思いましたよ。

権太の着物が素敵で、あの太めの黒白チェックと同じ柄で夏にスカートでも縫おうかと見ておりました。今回も仁木弾正とおなじく幸四郎黒子つき。海老蔵さん、初役権太はバッチリ及第点を取れているのではないでしょうか。

昼の部最後はお祭り。海老蔵さんは最後に花道から登場です!花外いやだな〜と思ってたけど、取っておいてヨカッタ!ほんっとにおキレイでした。9mmライブに行くと若返ったような気がするんですが、昨日の鳶頭見たら寿命が延びたような気がいたしました。手拭いはハナから諦めてたんですが、花道にも役者さんがこられたので、「もしや」とスケベ心を出して気を取られていて、海老蔵さんの遠投を見逃してしまいましたよ。

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筋書の表紙のデザインがシンプルで素敵。これにサイン欲しいですね〜。舞台写真はわりにたくさん出てましたが気に入るのが少なくて弁天小僧を二枚買ってきました。


夜の部は、前の方ですが上手の一番端です。横が壁なのでもたれながら拝見。七つ面ではじまり。明るくてキレイな舞台。踊りわからず、ですが、もうちょっと見せ場的なものがあってもいいんじゃないかと思いましたです。演目として地味かな。海老蔵さんは自身が華やいでいるのでいいけれど、地味なヒトがやったら…。

封印切は藤十郎さんや翫雀さん以外のキャストで拝見するの、初めて。一応口調とかいっしょなのね。獅童さんって不思議な容貌なので、あの上方のじゃらけた感じと合わないし(なんか水気が足りないというか乾燥して見えて、カワに夢中じゃなさそうですよね〜)、声もチョット…なので、なんだか学芸会チックにみえました。少しウトウトしながら、音を聴いていて、あれ、誰だろ??と八右衛門のセリフ効いて筋書みたら、猿弥さんなのね〜。いつも我當さんで拝見するので、新鮮。
あの冒頭の何か口に含んでモゴモゴしたような喋り方を真似ないといけない役なら、私は別に忠兵衛を海老蔵さんにやってもらいたいと思わないなぁ〜。海老蔵さんなりのじゃらけた感じにしてもらえるならやって欲しいけど…そんな事したら集中砲火浴びそうですね。

夜の部ラストは弁天娘女男白波。まずは浜松屋から。可憐さは菊之助ちゃんですが、海老蔵さんの振袖姿もクールビューティーでステキ!ほっそりされたからか女形で私が見た中では一番キレイだったかも。で、お約束通りことは進み「尻尾をだしちゃうぜぃ」です。「知らざぁ言って聞かせやしょう」の前や途中で拍手してるバカがいて、ちょっとちゃんとセリフ聞こうぜ!と憤り。
そしてするすると帯を解いて長襦袢姿に。今度は入れ墨入りの肌襦袢をお召しなので、前をはだけても安心(何が?)。それでもかなりドキドキしますね〜。やっぱり本性あらわしてからの格好良さと、綺麗な男が女になったりの倒錯した姿のもの狂おしさは海老様最高〜。花横で観たかったな〜。花横の人いいな〜。
勢揃いの場では、海老蔵さん、立ち位置が上手側でうれしい。名乗りをあげるところも格好良くて、歌舞伎チャンネルで早出ししてもらいたいです!

最後の幕大詰めはのぞみの最終ぎりぎりなのでパスして帰りました。通路側の席だと終わってダッシュできそうだけど、今回は一番奥の席で横にずらっと並んでらっしゃるみなさんは、なんというかドッシリと楽しまれててなんか幕間に売店に行くのも苦労したしスムーズに出るのは無理かと。ハラハラしながら観るのもイヤだし一足お先に失礼しました。後ろ髪が引かれて、首がガクガクしましたよ(涙

かわりと言っちゃナンですが、Tシャツとストラップを買ってきました。Tシャツは白と黒があって、女性サイズがMとL。ピッタリタイプなのでほっそりとしたお嬢様ならお似合いかと。男性サイズはMのみ。いつもフェスで買うTシャツのMと同じ大きさっぽかったので、私は男性サイズの黒を買いました。3200円でニカラグア製だそうです。
(Tシャツの上にのってるのは友達へのお土産、おみくじ海苔です)
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わりにシンプルなので着るの恥ずかしくないと思います。背面は肩のところに三升とEBIZO ICHIKAWAの文字が小さく入っています。私的には怒り狂ってる筋隈の海老蔵さんの写真がバァア〜ンとプリントされたのでも平気ですけどね!
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ストラップはこれ。ビジュアル系バンドのグッズみたい?写真がうまく撮れずにわかりにくいですがebizoのフォントがそーゆー感じなの。革部分が白と黒がありますが、女性が持つには少しゴツゴツしたデザインかも。携帯につけてみたらバランスが悪くて…。何に付けるか考え中。1600円で中国製。他に同じebizoロゴ入り鏡もありました。
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2008年歌舞伎納め!?吉例南座顔見世 [海老蔵礼賛出張所]

 はぁ〜、海老蔵さんのファンを公言しているからには、夜の部のチケットを死ぬ気で取らなきゃダメだったよなぁ、と反省しながら帰ってきました。
 今日は関西は大雨なうえ寒い一日で、列車のダイヤも乱れ気味。しかも近場なのでナメてて、地下鉄の四条駅で降りたら、なんか見覚えのない風景。あれ〜!?高島屋は?阪急は?降りる駅間違えたァ!で、タクシー乗って遅刻であります。
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冬の京都の雰囲気は独特

正札附根元草摺
八陣守護城(湖水御座船の場)
藤娘
梶原平三誉石切(鶴ケ岡八幡社頭の場)
ぢいさんばあさん

のラインナップ。松嶋屋さんが目立ちます。
 海老蔵さんはちょびっとだけの出番です。「ぢいさんばあさん」は、仁左衛門&玉三郎のご夫婦です。はじめはみずみずしくて可愛らしい若夫婦。薄紫の玉三郎さんのお衣裳が可愛らしくて素敵〜。海老蔵さんは憎まれ役。ちょっとタカラヅカっぽい!?ひょんなことで京都に転勤になってしまった仁左衛門さんが、海老蔵さんに絡まれて、感情の一線をこえてしまうわけですね。
 海老蔵さんはきっと仁左衛門&玉三郎夫婦が好きだったんですね。でも性格的に不器用で絡んじゃってあんなことになっちゃったんですね〜。海老蔵さんが自分の奥さんについて話すセリフがあったんですが、なぜかその時、先月のお鹿@猿弥さんを思い浮かべてしまいました〜!そして37年の年月を経た後、やっと夫婦が対面できるのです。みなさん泣いてらっしゃいました。
 それにしても、刀なんか欲しがっちゃって、しかも酒の席で見せびらかすなんて、ホントに男って…。玉三郎さんが可哀想じゃないの、と思いましたよ。37年ぶりに会ったら、私なら殴る蹴るですね。アタシと坊の事を思わなかったんかいっっ!とね。

 今日最大に盛り上がったのは、舞妓さん芸妓さんを一度にいっぱぁ〜い見た事です。超カワイイ〜!上手側の桟敷にズラリ。休憩中に見に降りたら、至近距離で団体で遭遇してしまった。帰りにタクシーに乗ってみんなで帰っていかれましたが、その後がお仕事本番なんですね〜。お疲れさまです。海老蔵さんの誕生会は祇園で盛り上がるのかしら?いいなぁ。
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 遅刻だったので焦って入場したので、まねきは終演後に拝見。
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どうです?師走の気分が盛り上がるでしょ♪

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海老蔵さんの名前はココです!

 南座の座席は狭いけど、雰囲気がたまらなくいいです。歌舞伎座のミニ・バージョンな感じ。今日は三階席で、階段上がるの面倒でしたけど。あと、わりとみんなマナー悪いのね。近くの席で、イヤホンガイド一つ借りて、聞いた事を伝言する恐るべき夫婦がいました。「藤娘」を弁当食いながら観てましたよ。

 今年最後の歌舞伎が海老蔵さんがちょびっとで寂しい気もいたしましたが、元気で楽しめたのでヨシとします。2009年1月も頑張らねば!
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鴨川べりに立つ出雲のお国の像


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菊之助に泣かされた!新橋演舞場 花形歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]

新橋演舞場 花形歌舞伎

 やっとですよ。この11月は、新幹線に乗って何度も出張していたのに、1日にはじまった舞台、22日にやっと拝見してきましたよ!元三之助に愛之助さん、獅童さん、男女蔵さんも加わって、まさに「花形歌舞伎」。昼夜とも、底意地の悪い女の人がキーパーソンなお芝居ですね〜。
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海老蔵さん、今年は新橋演舞場が多かった。演舞場で、座長公演の練習でしょうか。

■昼の部
 ヘルペスの治りかけで痛痒い脇腹とともに観劇です。昨日ゆっくり寝たのに、何故か眠くて仕方が無い…。鎮痛剤のせいでしょうか。演目は「通し狂言 伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」率直に言うと、こじんまりしているというか、夜の部に比べて、ドラマが弱いというか。
 この演目を初めて観たのは、筋書に海老蔵さんが書いてらっしゃる、襲名時の團十郎さんが休演なさった「伊勢音頭」で、貢を梅玉さん、万野を芝翫さんが演られていて、海老蔵さんは喜助でした。このときの芝翫さんがえげつなく意地悪くて、貢さんがもう可哀想で、可哀想で、刀の妖気に触発されたとはいえ、その爆発はとても納得できました。
 海老蔵さんが損なのは、まず可哀想に見えない事。人に誤解されても(女郎を騙してお金を絞っていると非難されても)平気そうだし。思いたい奴には思わせとけ、ってな。だから、鞘が割れて、不可抗力(?)で一線を超えてからの狂気のお芝居は格好いいのに、それまでの我慢というか、我慢して、我慢した上の爆発!が表現し切れてないから、ドラマティックさが半減する。その辺が残念だったかな。…とか言いながら、血のりのついた舞台写真はちゃんと買いました!狂気の目力はもうハンパないですね。一等の花道寄りの後ろの席だったので、双眼鏡を握りしめて観劇しておりました。
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 歌舞伎の獅童さんは初だったのですが、もっと進之介さんみたいなデストロイヤーなのかと思ったら、案外フツーでした。でもなんか、芝居が雑というか、荒事系の役は、カタチのひとつひとつがピタっと決まってないとイライラするんで、もっとちゃんとやれ!って感じでした。真剣さが足りん!

 「吉野山」は菊之助さんと松緑さん。松緑さんは、ヒト以外の役が似合います。でも無駄に声がデカイのがうっとおしいです。清元が延寿太夫で最悪。

■夜の部
 夜も通しで、「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」ナント、政岡を菊之助ちゃんがやっちゃうのです。なんだか、歌舞伎観て、はじめて泣きました。子どもネタで泣くもんか!と歯をくいしばっていたんですが、菊之助さんの熱演につい。それに年の頃も、ちょうど千松くらいの子がいるお母さんくらいで、嘆きが生々しいの。そして緊迫の連続で、夜の部の方がドラマティックに感じました(内容で言うと、「伊勢音頭」も、もっと緊迫したり集中したりできそうなのに)。オジサン演じる怪女ばかりの場ですが、みんなそれぞれ良くて面白みを感じました。松島や沖の井が誠実なところや、愛之助さんの強力な意地悪さもよかったです。ものすごくコワイ顔メイクで。
 そして、亀三郎さん、以前にも拝見しているのかもしれませんが、今回、大発見!って感じ。声もいいし、容姿もスッキリしてて、吉野山の籐太や先代萩の頼兼他、いろんな役をされてました。これから活躍されそうです♪
 菊之助さんでまだ涙が乾かない床下。荒獅子男之助は獅童さん。やっぱり、ギュ〜っとしたトコがないのね。散漫な感じ。で、海老蔵丈の登場です。仁木弾正、暗闇の中を蠟燭の火に照らされながら床下から立ち去ります。
 続いて、お裁きの場なんですが、人間の集まりの中で、海老蔵さん一人デビルマンみたいです。人種が違うというより、よその星から来たみたいな、はきだめに鶴っていうんですかね。お一人だけ格段に美しく異彩を放って座ってらっしゃいました。しかし、この場は眠かった。家橘さんはカミカミだし、男女蔵も松緑も…だし、頼みの海老蔵さんは、裁かれる側で受けの演技で…。前半の女性陣チーム(?)とは随分な差だわ。大詰になって、海老蔵さんも本領発揮です。歌舞伎そのものになっています。様式美、ですね。本当にお美しいです。眉の動きやら見得やら、いちいち決まってて、それで「様式」だから気は伝わらないのかというと、まったく逆で、研ぎすまされ簡略化されているからこそ、ギュ〜っと芯の部分がしっかりあって、強く訴えかけてくるものがあります。弾正は「悪」なのに、えも言われぬ魅力があって、フラフラついて行きそうになります。
 今回は夜の部に軍配ですかね。でも一回づつしか観ていないので、わからないですね。もう一回観たいのは昼の部です。次に観たらまた違う感想を持ちそうで。海老蔵さんの成長も観たいな。夜の部は緊迫の連続で、観るの疲れた。菊之助さん、スゴイです。
体力的に限界に近づいてきたので「龍虎」はパスして帰ってきました(終電も微妙だし)。愛之助さん、ゴメンナサイ。
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帰り道で通った歌舞伎座。どんな風に変わるんでしょうね。


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惚れ惚れと、惚れ直したヨ!海老蔵、新秋九月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]

新橋演舞場 新秋九月大歌舞伎 九月一日〜二十五日

どうも精神的にピリっとしないし「今月は観劇パスしようかなぁ〜」と、チケットも取っていなくて盛り上がってなかったんですが、三連休前に東京出張が決まったので、これは海老蔵さんが呼んでいるのかも、と直前にウェブで申し込んで行ってきました!ナント、四列目の中央のお席です(やっぱり呼んでた?)!

九月十三日 昼の部
気が進まないのにこんなにいい席が当たっちゃって、当惑しながら席に着きます。「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」の「義賢最期(よしかたさいご)」からです。
…それがもうねぇ、ものすごくカッコイイの。海老蔵さん。年頃の娘のいる中年の役が違和感がないです。中年の色気炸裂です。わたくしも後添えに行きたいです。頼りになる感じと、世の中とズレてる孤独と、頑固オヤジと、不器用な夫がないまぜな、もうアラ40もアラ50もアラ60も、もっと上のお姉様方もハートがキュンキュンいってたと思いますよ。
前半は静かに進んで行って海老蔵さんも重い感じの演技ですが、義賢が反平家を決心し、詮議を受け、兄の髑髏を足蹴にせよと言われてブチ切れるあたりから荒事です。男女蔵さんが手下を連れて攻めてくるのを、やっつけながら、やられながら、だんだん深手を負っていくのね。海老蔵さんは五十日鬘っていうの(伸びるの早くね?120日ぶんくらい伸びてるよォ)かぶってて、五右衛門みたいなヘアスタイルで、着付けも大きく、他の人の1.5倍の大きさの巨人。襖を三枚組み合わせて┏┓←こーゆー形をつくって、上に海老蔵さんが乗って、見得切りながら倒れるんですが、その時、映像はスローモーションで、全ての観客の目が釘付けになって、劇場中の空気が海老蔵さんに吸い込まれていくような錯覚を覚えました。そこからは、もう客席は私語の余裕もなく、固唾をのんで壮絶な義賢最期を見届けます。チョット知盛っぽい?色男が苦しみながら死んで行く様を鑑賞するなんて。ラストは力つきて階段をズドドと崩れ落ちて行くという悲しさ。初めて「実盛物語」を見た時に、小万の腕が切断されても白旗を離さない、という執着がイマイチ納得できなかったんですが、この義賢の最期に立ち合ったのならさもありなんと思いました。も〜ヨカッタ!!!拍手喝采の幕切れでした。

お昼の休憩をはさんで「竹生島遊覧(ちくぶじまゆうらん)」短い舞台です。小万の腕が切り落とされる顛末。20分くらいの短さ。今回、小万は門之助さんなんですが、百姓の娘で力自慢で誠実な感じがピッタリでした。美人とは言い難い風貌ですが、それが説得力を増したというか。海老蔵さんは本当は源氏の味方なのに平家の仲間という、どうもハッキリしないいじけた感じであります。

で、「実盛物語(さねもりものがたり)」です。実は時々眠く感じるんですよね。このお芝居。前に観たときはまだ新之助で、さわやか青少年、ペパーミント実盛!と思った記憶があるのですが、今回は前より余裕があって、「毛抜」のときの弾正みたいな面白味、人情味のあるキャラになっていました。実は源氏だけど平氏に仕えているという、現代サラリーマンとリンクするような実盛は、子役の太郎吉を諭すときも10%くらい自虐的。ユーモア&ペーソス的な?
それがまた、ラストシーンに馬上の人となるのですが、これが超カッコイイィィ〜〜〜!目がハートになりましたぜ。あっアタクシも馬に乗せてくださいな〜〜〜。花道を颯爽とお馬に乗っていかれました。天井の高さがギリギリで少し心配しましたが、首をすくめることもなく、美しい姿勢のまま捌けていかれました。

あー、今回は前だったからメチャクチャ目があったわん♪ハイ、気が進まないなんて言わずに駆けつけます!と誓った次第。舞台写真は8、9枚くらい出ていたかしらん。義賢を二枚と烏帽子の実盛と、岩藤を一枚ゲットしました。掲示板では「へったくそ」と書き込まれていた海老蔵さんの岩藤ですが、舞台写真で見る限り、美しくてイイ感じ!江波杏子さんを彷彿とさせる素敵な雰囲気!今日はまだ本調子ではないので、昼の部だけの観劇にしたのですが、これは岩藤も観たいかも〜。夜の部観るとなると、終電に間に合わないので泊まらなきゃなんないし、お金が…。

少し疲れたので、もう帰っちゃおうかな〜と思いつつも、松也さんと梅枝さん観たさに残りました。「枕獅子」。「鏡獅子」の元らしいんですが、時蔵さんが傾城の格好でお出になります。禿が松也さんと梅枝さん。かわゆらしい〜。衣裳も派手で少し現代的。時蔵さん、獅子になったらどうなの!?と思ったら、やっぱり女形の獅子でした。毛振りはブンブン系でしたけど。ラストは綺麗な舞台を観て、気が進まない〜と思いながら来たものの、随分と楽しんで帰ってきました。海老蔵さんの格好良さ再確認、惚れ直した、海老蔵贔屓でヨカッタ〜と思った一日でした。

あと、今日は受付にはそれらしい美人さんはいらっしゃいませんでした。代わりにお母様がにこやかにご挨拶されていました。客席は満員御礼でなく9割くらいの入りっぽい。もったいない!海老蔵ファンでまだご覧になっていないアナタ!義賢最期、超オススメです!そして売店で「和楽」の海老蔵特集号が販売されていました。年間購読もイヤだし、ネット通販はチョット…というアナタ!新橋演舞場でお求めください〜
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トナリのオバサンに撃沈!七月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]

タイトルが海老蔵さんと関係ないじゃん!って感じですが、七月二十六日昼の部に行って参りました〜。補助席がいっぱいでてて会場は満員です。やっととれた一等の一番後ろ、上手側なので花道は遠いです。

 舞台写真は4枚ゲットして(数は出ていたんですけど、あんまり気に入るのがなくて。「鳥居前」のコワイ顔1枚と「吉野山」一枚「四ノ切」二枚購入。

 さてまずは「鳥居前」。「待ちやがれ」と揚げ幕の奥から声が聞こえると、もうワクワク。藤太を踏みつけにして「踏み破るぞ」と脅すトコとか大好き(←荒事好き)!狐六方もバッチリ拝見。迫力満点でゴザイマス。普段の荒事も面白いですが、「実は狐」という妖しさが加味されて、いっそう面白く感じました。
 父の実家が京都市伏見区の深草鳥居前町にあり、ばぁちゃんが生きていた頃は、お正月や連休、夏休みはよく遊びに行ったもので、もちろんお稲荷さんもスグ近く。なじみの場所が舞台になっているってのも感慨あり。

 「吉野山」では、キレイな海老様堪能。玉三郎さんもお美しいですが、つい海老蔵さんに釘附けです。次の舞台を思いながらウットリ拝見(でもやっぱり南座で観た清元と竹本の方が好きかな。ちょっと地味に感じる)。この幕でもやっぱり「人間じゃない」ってのが効いていて、狐の化身でキレイな忠信っていうのが、見ていて物狂おしい気にさせるというか、鏡花の世界とも遠からずって感じでしょうか。

 で、「川連法眼館」なんですが、じわじわ劇場内が暑くなって来て、お隣のJR東海ツアーズで名古屋からお越しのオバサン+娘っこ、はじめからあんまりマナーのよい客じゃなかったんだけど、まぁそんな目くじらたてることもないわな、と思っていたら、「四ノ切」の途中、源九郎狐が親への思いを吐露するあたりから、義経さんたちとしんみりする辺りまで、ず〜〜〜っと「バタバタバタバタ」と音をたてて扇子であおいでたんですよね。シ〜ンとした劇場内で義経さんが我が身の不幸を嘆いていても「バタバタバタ」。まわりの東海ツアーズの皆さんは音漏れさせながらイヤホンガイドを聞かれているので気にならないらしく、私だけがなんでこんな目に!?と思わず涙目。どんなに待っても辞めないので、「スミマセン、音を立てないようにあおいでいただけます!?」と小声で言うと、ハッとしてやめられたんですが、もう舞台は義経さんが鼓を源九郎狐にプレゼントしているあたりで、後は、喜び狐や荒法師さんたちのアクロバット、宙乗りと盛り上がるシーンばっかりなので、もうあおいでいただいても結構ですわよ、ってな感じでした。自分の出す音に鈍感な人って大嫌い。何かものを置いたりするときも「ドンっ」って音を立てる人ヤです。も〜そのオバサンもきっと鈍感そうだったから(途中で、たるんだ背中出してバリボリ掻きむしってて、その音もいやだった…)、きっと私の観劇を台無しにしたとも気付かず、「面白かったね〜」とか言いながら名古屋に帰っていったことでしょう。松竹も歌舞伎で儲けてるんだったら空調くらいちゃんとせ〜よ!と言いたい。
 というわけで、観劇記というより、ほぼ「隣のオバサンとの思い出」みたいになってて、お芝居おわってからもかなり落ち込んでしまいました…。七月の歌舞伎観劇は鬼門だわ。
 源九郎狐がお山へ帰って行くところはやっぱりHappyいっぱいで、よほど裏方さんを信頼しているのか、それとも舞台に落ちて死ぬなら本望、という気でか、ハラハラさせるほどの動きようでした(かむろさんもワイヤーがギコギコなって、ハラハラドキドキと書いてらっしゃいましたね)。そして今回観ても、新橋で観たときの「ちょっとそのセリフの言い方どうなん!?」っていうのがなくて、狐語のオモシロさがあってよかった。人間の本物忠信と源九郎狐との対比もきっちりあって、源九郎狐は静にかくれて鼠とか捕まえておやつに食べてそうな不気味な感じもしました。狐の化身ってちょっとコワイ。

 なんだか変な感想になってすみません。七月の観劇はこれが最後。次は九月を楽しみにします!


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海老蔵狐、バージョンアップ!七月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]

歌舞伎座百二十年 七月大歌舞伎

 仕事が立て込んで来た状態にもかかわらず有休とって出かける私。木曜日はドタバタでめまいがしそうでしたが、なんとか会社を脱出して、完璧な観劇にするためにクイックマッサージも30分コースを奮発。家では湯船にゆっくりつかって疲れをおとし、ほぼ寝巻のようなラクチンワンピーススタイルで出かけます。歌舞伎座、七夕にちなんでが、笹が飾ってあります。まだ暑さも本格的でないので、着物姿のみなさんもそんなに大変そうじゃありませんね。
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 歌舞伎の演目は、誰が決定権を持っているのか知らないけれど、四月の金丸座で「千本桜」やって、七月大歌舞伎で「夏祭り」やりゃぁいいのに、って思うんですけど、そういうもんでもないんですかね。

平成二十年七月十一日 昼の部 11時30分開演
義経千本桜
鳥居前11:30〜12:16
開演がいつもより30分遅くて、遠征の身には助かります〜。なんとか取った一階最後列の二等席です。まずは「鳥居前」。初めて見る演目。狐忠信の物語の発端になるので、フィナーレ(?)の楽しさを思いつつ、粛々と進む舞台を、まぁこんなもんかな〜と思いながら拝見。弁慶(権十郎さん)は先日観た「道成寺」の押戻の海老蔵さんとよくにた衣装。海老蔵さんは中盤くらいに花道からお出になるのですが、後ろ姿は椎名林檎ソックリで、横からのヘアスタイルは皮を剥いたニンニク一片、みたいな。突飛な衣裳が世界一似合う男前の海老蔵丈。やはり最後の狐六方が面白い。妖しい雰囲気を出しながらの六方で珍しく、またストーリーを次の展開へ繋げるワクワク感もありました。「あれは実は狐が化けてんねん。」「手ぇのかたちがグーになっとったやろ」とか幕間に初めて歌舞伎を観に来た女子に教えてあげたくなりますね。

吉野山12:51〜13:29
 35分の休憩をはさんで(ランチはDEAN& DELUCAのキッシュと海老のサラダで満足。最近、海老ばっかり食べてます)、玉三郎さん登場。今回は正真正銘の美男美女。「鼓を鳴らすと海老蔵さんが出てくるなんて、私もそんな鼓が欲しいなぁ〜」とか「こんなキレイな忠信なら、義経は見限って忠信とくっついちゃえばいいのに」などと妄想しながら拝見。海老蔵さんは、段取りもきれいで素敵。後見さんとの小道具の受け渡しや、ひもをむすぶ手や姿勢の綺麗さ、その雰囲気も好き。運動神経がいいのか、勘がいいのか、扇の投げ渡しみたいなのも安心して見られて、キレ〜イに成功すると、さらにまた惚れるわけです。
 竹本だけでの上演だそうですが(この辺のこともあんまり理解できない…)、なんかヘナヘナしてて頼りないっちゅうか、素人目(耳?)にはヘタクソに聞こえたなぁ。
 あと、海老蔵さんが異界の化物で、玉三郎さんは人間・静御前ですのに、何か玉三郎さんも妖しい人のように見えがちなのよね。内面に大きなブラックホールを抱えている女のような。キャラがかぶるというか、海老蔵さんの時々顔を出す狐より、本当の全国稲荷大社の女大親分が玉三郎の姉御とか…(?)。

川連法眼館」市川海老蔵宙乗り狐六方相勤め申し候
 さてさて、演舞場でパァ〜ンとハートを射抜かれた四ノ切ですね!本物忠信、格好いいです。ちょっと真面目過ぎて一緒に飲みに行くのはつまんなそうだけど、これだけの男前なのでついOLも本気でクドキにかかる中堅サラリーマンって感じです。途中で窓から顔出してるのも好きだわ。格好良過ぎて笑っちゃう。
 そして、狐忠信登場〜!単純な仕掛けなんだけど、やっぱり会場が盛り上がりますっ。お化粧がさらにキツネっぽくなっていて、それに何だか前よりもっと良くなってた。セリフがずっとユニークになって妖しさや化け物の要素が加味されて舞台に深みがでたみたい。狐言葉も笑われてなくて笑わしてたよ。かなり強調したイントネーションや言葉の区切り、ちょっと桂枝雀さんを思い出しました(好きだったな…しみじみ)。ラストの宙乗り狐六方はねぇ、私の座っている席からは一瞬しか見えませんでした!でも客席がわぁわぁ喜んでいる声を聞きながら、新橋演舞場で見たHappy狐を思い出して、シアワセな気分になりましたよ。へっへっへ。それに後半の一等チケットをもっているので、そこでじっくり拝見しやすぜ。

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幕見も大人気
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昼の部と夜の部の間もわりと余裕ありなので、昼夜観るのにラクです!銀座三越に食料買い出しです。時間があるのでバーゲンのぞいたりして。夜にも海老が入ったサラダ買いました。昔の海老蔵贔屓は海老断ちしたんスよねぇ。私は何か、海老を食らい尽くすって感じかしら〜♪夜は上手側の四列目〜♪

平成二十年七月十一日 夜の部 17時開演
夜叉ケ池17:00〜18:34
 2006年に歌舞伎座で拝見した時は、とにかく劇場内が暑くてバテてつらくてあまり楽しめなかった思い出が。今回は、前半ネムネムだったんですが、おサカナくんと蟹どんが出て来たあたりから、ず〜っと物語に引き込まれて最後まで面白く拝見しました。もし、百合と白雪姫を玉三郎さんが演じていたら、この20倍くらい面白かったろうなぁとも。特に百合。番附に泉鏡花の姪っ子さんが、玉三郎さんの「夜叉ケ池」をご覧になった時の感想を少し綴られてましたが、さぞ劇場中を熱狂させたろう、感激させたろう、と思いましたよ。

「高野聖」19:19〜20:44
 間の休憩は45分。かなりゆっくり食事を楽しめます。お土産ものも冷やかして(海老蔵さんの千社札買っちゃった…。どこに貼ろうか)、リフレッシュして「高野聖」に臨みます。
 清純派海老さまは少しつまらぬ。うそつけ!って言いたくなるような清潔で優しい役。かつらいらないんじゃないの?と思うんだけどかつら着用の海老蔵さん。山奥の玉三郎さん宅にひょんなことでお世話になります。玉さんは水もしたたるいい女。コラーゲンの温泉に浸かってそうです。ポスターよりも舞台の方がお化粧も色っぽい。
 汗まみれの海老蔵さんを連れて淵にいく玉三郎さん、うれしそう〜。若い男が好きな設定です(私だって好きだわよ)。上手側の仮の階段を下りられて、客席を一周されます。ヤダ〜、すぐそばだわ〜。ここだけ客席がキャーキャーなりました。淵で例の着物をはだけて手拭いでふいてあげたりするわけで、二人の入浴シーンも見られます(!)。三階席からはどのように見えたのか興味ある〜。やりとりも少し面白くて、面白いやら恥ずかしいやらで微妙な笑いに包まれる歌舞伎座。玉三郎さんに迫られて、アセる宗朝・海老蔵、着物を着て帯をしめる段取りでドキドキをあらわしております。
 普段のイメージが享楽的そうな海老蔵さんと禁欲的そうな玉三郎さんが反対の役なのも面白いです。そう、玉三郎さんが鏡花の世界の二面を持つ女をあれだけ深く演じるということ、玉三郎さんの内面世界がどうなっているのかチョット興味あるところでもありますね。複雑の上にも複雑な心の世界っちゅうもんに海老蔵さんも少しは触れられたのかな。海老蔵さんは見た目はキレイで力強さは文句ないけど、耽美的ってのとは人格的にほど遠いよなぁ、な〜んて思ったりして。
 玉三郎さんが終わってからの親仁のセリフがゆっくりでイライラした。ためるところはためてもいいけど、ずっとスローなので。で、ようやく煩悩から助かった海老蔵さんは信濃路を旅していきましたとさ。

 夜の部の鏡花二本立て、今回は楽しく観劇できました。歌舞伎座涼しかったし。ただ、玉三郎さんなしで舞台を成立させるのは難しいなぁ、簡単に継承できる芸ではないなぁとも。玉三郎さんの前にも後にも玉三郎なし、です。悲しいけれど。
 海老蔵さんは狐忠信、新橋、御園座に続いて三回目ですね。お芝居の完成度がぐっと上がった感じがしました。新橋の必死でキュートな海老蔵狐も捨て難いんですが、狐が人間に化けているという妖しく怖い、得体が知れない雰囲気がヨカッタです。次回はもう終わりに近い頃に観劇予定なので、舞台写真を楽しみにしてます〜!
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予習中! [海老蔵礼賛出張所]

7月7日初日の七月大歌舞伎、
久しぶりに楽しめそうな予感がするので
少しずつですが予習中です。

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昨日、表参道駅で見つけたポスター。はがして持ち帰りたかったです。

時間があれば図書館でじっくりやるのですが
そうもいかないなぁと思っていたら、いいもの見つけました。


国立劇場の歌舞伎公演記録集の4巻です。
これはカラー写真つきで簡単な解説と台本のシンプルな内容。
このシンプルさがちょうどいいです!
ちょっと高いのでまずは上巻のみ購入。
国立劇場の公演記録は奥村書店さんでよく売ってましたが
近くの本屋さんで気軽に買えて、カラー写真もいっぱいなので
わかりやすいです。
他に「雷神不動北山桜」も出ているので要チェック


「高野聖」は、本は読まずにぶっつけで観ようかと思ってます。
前の鏡花特集の時も、お話はちゃんと理解できたので
(世界観が共有できなかった…。)
素直な気持ちで観て見ようと。


勘三郎さんは、予習ナシで観て!と仰るけれど
古典はみっちり予習して観るのが好きです。
新しめのものや世話物とかなら幕間に筋書ざっと見るだけでもOKですが。

予習とは関係ないのですが
最近になってやっと小学館のDVDBOOKを買いました。
「あら、まだ観てなかったの?」と皆様に思われそうですが
表紙のデザインが嫌でずっと見送っていたんですよね。
(そう思いませんか?なんだか古くさくて。「シリーズ歌舞伎」の文字もイヤっ!)

海老蔵贔屓としては必携かな、と。
その辺は私も律義な方なんです!
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團菊祭に行ってきました [海老蔵礼賛出張所]

歌舞伎座百二十年 團菊祭五月大歌舞伎
5月10日夜の部

 午後の3時まで仕事で、ギリギリ歌舞伎座に駆けつけました。夜の部「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」通し狂言です。すでに足が痛くて、席についたときから睡魔に襲われていて、序幕の一場が終わった短い休憩時に寝ていたら、松竹座のお姉さんに膝を叩かれてビックリ。遅れてきたお隣さんを通してあげて、という合図でした。お隣さんは、一歳くらいの赤ちゃん連れだったのですが、菊五郎さんが何か言う度に赤ちゃんが「あーー」って言うのが可愛らしいの。台詞言ってるつもりなのかしら?それですっかり眠気もさめて観劇できました。赤ちゃんは無邪気だから、「あーー」って言うのをやめないので、ほんの5分か10分座っただけで遠慮して出て行かれました。どこかの席でちゃんと見られたでしょうか?
 全然違う話しになるのですが、去年の年末の「吉井武道館」の時に、赤ちゃん連れの人がいて、もうすぐはじまるってのに赤ちゃんがすごく泣いてたんですよね。人ごとながらハラハラして、早く外に連れてあげればいいのに、会場のスタッフも注意せ〜よ、と思ってるまに、客電が落ちて大音響ではじまってしまいました。急に暗くなるし、聞いたことのない騒音(赤ちゃんにとっては)が鳴り止まないわで、すごく恐怖を感じているのでは??と心配してたんですが、結局どうすることもできず、これって虐待をスルーしたってこと?と、結構心にシコリが残ってたんですよね。日本は親のすることに知らんぷりな社会ですけど、隣近所のお客さんが注意してあげるとか、入場の際に断るとかすればいいのに。大人でもライブ終わったら、何か他人の耳みたいに感覚がおかしくなってるときがあるもんね。

 …歌舞伎の話しでした。結局、昼間の仕事をひきずってしまい、あまり楽しく観劇できませんでした。他人の大失敗を目のあたりにしてしまい、感化を受けやすいタチの私は、自分の仕事もしくじるかも…とちょいブルーになっておったのですな。浜松屋宗之助の海老蔵さんは期待した役ではないけど、河竹黙阿弥の「白波五人男」を通しで見られるっていうのは楽しみにしてたんです。が、台詞のリズムや流れが期待はずれだし、一旦冷めると、「実は男だった」「実はグルだった」「実は血のつながった親子だった」とか言う歌舞伎でよくあるご都合主義が馬鹿馬鹿しく感じたりして。
 がんどう返しって言うのでしょうか、立腹切った菊五郎さんを乗せた屋根がひっくりかえっていって、その下から極彩色の建物とともに團十郎さんがせり上がって来たり、舞台装置は面白かったです。海老蔵さんの役も、見てみれば、何故この役なのかがわかりました。でもおとなしい白塗りでおめめをパチパチしているボンの役なのでつまんない。海老蔵さんだから、弁天小僧みたいに「おうよ、オレ様もぬすっとよ。ハァ〜行儀よく座ってるのは疲れるぜ」とかいいながら本性出しそうに見えました(やってくれたらよかったのに)。
 「雪の下浜松屋の場」の弁天娘は、菊之助ちゃんで見ると菊五郎さんがイイナと思い、菊五郎さんで見ると菊之助ちゃんの方が綺麗でイイナと思ってしまいます。菊之助ちゃんが35〜40歳くらいになって、美貌も残しつつ、図々しい感じも出せるころにじっくり拝見したいです。

 最後は松緑さんの「三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)」。初めて見る演目。あまり感心せずに見てたんですが、衣裳を一枚脱いでからは盛り上がって楽しめました。

 普段の幕間はiPod聴いたり、売店ひやかしたり一人でおとなしくしてるんですが、この日は鬱々としてたもんで、赤ちゃんと反対側のお隣さんに話し相手になっていただきました。時代小説好きのお嬢さんで感じの良い方。うるさく話しかけてすみませんでした。
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充実の観劇体験!海老蔵、初役親獅子、松竹座特別舞踊公演 [海老蔵礼賛出張所]

坂東玉三郎 特別舞踊公演
            尾上菊之助
            市川海老蔵
平成二十年二月五日〜二十六日

いつにもましてチケットが取りにくかった今回は、日程をばらすことができず、二月十六日の今日も松竹座に向かいます。私の最終観劇日です。劇場に着いてスグ舞台写真チェ〜ック!おお、海老蔵さん、五枚追加になってる!ギリギリ買えてヨカッタ。狂言師右近3枚、親獅子の精1枚、左馬五郎1枚が追加になっておりました〜。手早く注文して、席へ。残念ながら三等です。


松竹座の正面玄関

「連獅子」から観劇。初役同士の「連獅子」で、丁寧に一生懸命やられています。ただ、谷に突き落とす場面、お顔をタテタテヨコヨコみたいにする振りとか、子獅子が舞台の上をコロコロ転がっていくとことか、面白くて私の中ではいつも盛り上がる場面なのに、あまり盛り上がれませんでした…。
後ジテはやっぱりよかったです。毛振りは、今日が一番良かったように見えました。

30分の休憩をはさんで「京鹿子娘道成寺。きいたか坊主は、松竹座でお馴染みの役者さんがずら〜っと並んでいて面白いです。あの扇乃丞さんもいらっしゃいます。踊りを請われた花子が支度する間のつなぎで、「舞」について講釈たれるのが、いつも皆さん半笑いでちょいグダグダなので不思議に思っていたんですが、あれって舞台上で突然指名されるのでしょうか?昨日のヒトは喋りがスローだったので、途中で「よくわかったが、裏の準備ができたので、もうよい」とか言われてて、今日のヒトはよいお声で政治について揶揄するようなことをたくさん仰って拍手をもらってました。


堂々の玉三郎さんの看板

そういえば、今日「道成寺」観ながら思ってたんですが、なぜ玉三郎さんにはみんな跡継ぎのプレッシャーをかけなかったんでしょう?奥様もいらっしゃらないようだし。じゃぁ、嫁さんなくても歌舞伎役者としてやっていけるんじゃん、菊之助さんや泉鏡花の時の澤瀉屋の女形の方達に芸の継承はしてるわけだし、な〜んて思いました!玉三郎さんは他の役者さんとは少し違った生き方をされている印象もあるし、成田屋さんとは同じにはならないのかもしれないですけど。

二人の花子はやっぱりすごく素敵で、劇場中ウットリ〜って感じです。毬唄で、菊之助ちゃんが(架空の)毬をつきながら中腰で舞台を一周するところ、軽やかだけど実際はすごく大変そう〜と拝見するたび思ってたんですが、今日は拍手がきてました。
舞台の玉三郎さんと菊之助さんは影がないようにも見えました。もちろん人間ですからライトに当たって影がでるんですが、実体のない化身になりきっていて、二人が一つになったり二人になったり幻想的で、CG使わずにファンタジーみたいな。

押戻しでは、海老蔵さんが大きな竹を持って登場。格好いいです(舞台写真も、赤い背景に緑の竹が映えて、いい構図)!「大和屋のにぃさんと音羽屋の菊之助によく似た化け物」とかおっしゃいますが、全然似てませんよ〜(本人だけど)!何度みてもおかしい!あの玉三郎さんが化粧してるとはいえ、あんな顔になるなんて〜。


今回の観劇の記念です〜♪

松竹座に海老蔵さんが出られる時は、ここ最近はかなりな数を通うようになってたのですが、今回はこれにて終了。舞踊を観るとき、お芝居観るより集中力が必要で、浅い呼吸で体を静止しているので疲れる〜。でもそれで、しっかりと拝見できたので3回でも満足です。心に残る観劇になりました。千穐楽まで頑張ってくださいね!

…それで、また出待ってきました。今日は海老蔵さんは顎まで革ジャケットのジッパーを上げてうつむきがちでお顔がよく見えませんでしたが、ななんと、菊之助ちゃんも出て来られて(当たり前か)至近距離でお目にかかってしまいました。驚いたことに、菊ちゃんったら白塗り落とした方が可愛らしくてジャニーズ系のアイドルみたい!!全く30歳に見えません。松潤よりカワイイかもよ!まだまだ「ちゃん」づけしてしまいます〜。ちょっと心が揺れた(?)一瞬でした。
今日は出待ちの間に一緒にお話していた方(菊之助贔屓)が楽しくて、いろんなお話を聞かせていただきました!ありがとうございました!そして写真撮るのがヘタですみませんでした〜。またお目にかかりましょう〜♪


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海老蔵さんに、親になって欲しいような嫌なような…/特別舞踊公演二回目! [海老蔵礼賛出張所]

坂東玉三郎 特別舞踊公演
            尾上菊之助
            市川海老蔵
平成二十年二月五日〜二十六日

二月十五日金曜日、6時開演にすべり込み。出先から直帰だったので10分ほど時間短縮でき、なんとか間に合いました。平日でも会社を休まずに観劇できると助かります〜。「押戻し」の舞台写真が出ていたので購入。「連獅子」は右近さんのだけあって海老蔵さんはナシ(私は明日が最後なのに出ないのかなぁ)。席は、一階の前から三分の一くらいのド真ん中です!スッゴクいい席!見やすい!

「連獅子」です。お美しいです。美しすぎます。なんか「親」の感じしないのよねぇ。右近さんも踊りに定評がある人らしく(番附の受け売り)きちんと一生懸命踊ってらっしゃって、その危なげのないところが欠点なのかと思ってしまいます。なんか、壱太郎さんで観た時の方が感動したな。「紅葉狩」の山神は感心したけれど、子獅子は欠点があってハラハラする方が好きだなぁ。右近さんは白塗りにすると、池上季実子さんみたいでした。

 今日は海老蔵さんの細かな表情まで見えて、海老蔵さんが親の顔になると、「ちょっとヤダ!」と拒否反応がでちゃいました。早く結婚して跡継ぎをつくれ!とか言っときながら複雑なファン心理ですね。
 で、海老蔵さん、表情つくり過ぎでないかい、とも感じました。谷に落とされた子獅子がいつまでたっても戻って来ないことに、超心配そう。谷から駆け上がってきたらすごくうれしそうだし。自分の子どもだけが心配な獅子って感じです。今はやりのモンスターペアレントか。百獣の王なのだから、その王国を維持する為に常に注意を払ってないといけないし、もし自分の子どもにその器量がなければ育てぬ、跡は継がせぬ覚悟なわけですのに(新之助ちゃんが「勧進帳」の前日に家出して、このまま帰ってこなかったら歌舞伎をやめさせ自分も進退伺い云々と覚悟した團十郎さんみたいじゃない〜?海老蔵さんはハラハラさせてばかりでハラハラしてないんだよ〜)。親の情とともに、もし自分の息子にその器量がなかったら切り捨てねばならぬ、というつらい決心をした王としての孤独を感じたいです。

…ちょっと話しは脱線しますが、私ったら踊りを習ったこともないし回数観ているわけでもないし、自ら「踊りわからず」と言っているわりに、いつも言いたい放題で、唄の詞も全て理解していないのに、自分でストーリーや背景を追加して楽しんだりけなしたり。で、今日は松竹座での観劇だったので、ご近所はほぼ大阪のおばさん。自分の感じたことを声に出さねばすまない人達ばっかり。あ〜〜、同類だっ!何故か自分の感じたことに自信満々なの。根拠のない自信。本音を出さない京都人や地方の人が多い東京人なら、ちゃんと空気読んで話しそうですが、江戸っ子を自負する人やとにかく図々しい大阪人は自分の感じ方が一番で、しかもそれを周りに発表するのに躊躇ないのね!って思いました。も〜スミマセン。とんちんかんな発言も鷹揚のご見物をお願い致しまっす。

というわけで、前半は親だけど王でない海老蔵さんに物足りない。だけれど、後ジテでは、登場から圧倒的存在感のカリスマ王で登場。油ののりきった精神も肉体も全戦全勝のローマ軍の皇帝のようです(なんじゃ、このたとえ?)。動きにスピード感やキレがあるうえ、王の風格も漂ってる(結局私ったら、隈取っている海老蔵さんが好きなだけなのかしら?)。こんなお父さんの息子になったら、劣等感でひきこもるかグレてヤク中になってしまいそう…。毛振りも悠然と、でも力強く品格もあって、ああ、さすがだなぁ〜って感じました。親であり王であり。とても感動いたしました!

間狂言は竹三郎さんと薪車さんです。三階で観た時は薪車さんに気付かず、後で番附みてびっくり。お師匠さんといい感じで演じられてて素晴らしいです。でも薪車さんて背も高いしお顔も素敵だし真面目にお稽古なさっているようですけど、何か色気が足りないです。三津五郎さんや勘三郎さんってお顔は地味だけど、なんだか色気があるのね。薪車さんにはそれが足りな〜い。役者さんにはマスオさんを求めていないので、もうちょっと危険な香りをふりかけていただきたい。ちょっと新田純一にも似てる。かわいいけど売れない、じゃ寂しいからね!

続いて「京鹿子娘二人道成寺」です。まわりのみなさんは口々に感想を呟かれてます(るせーよっ!)。まぁ菊ちゃんが可愛いってことですが。きいたか坊主が菊ちゃんの美しさに感心しているのに、まるで自分が美人だと褒められたような客席の反応が面白いです。
前回は玉三郎さんは「恨みの化身」と書きましたが、恨みだけでなく「哀しみの化身」でもありましたね。純真無垢な少女担当の菊ちゃんと、「どうしてこうなってしまったの!」という心の叫びを内に秘めている玉三郎さん。玉三郎さんはとても楽しそうに演じて踊ってらっしゃるようにもみえました。充実してらっしゃるのでしょうね。
鐘入りする前の菊之助ちゃんは、無垢ではなく、えも言われぬ表情で思春期に自殺を図る女の子のようにも見えました。

で、鐘があがったら、ハイ、化け物出現です(ヒドイ呼び名。なんて呼べばいいのでしょう〜)。まいまいさんのご指摘がありましたので、目を凝らして観ましたが、わかりません!スッポンから第二の化け物が…。ここで、一階席だったからか、背の高さの差がわかり、鐘から出てこられたのは玉三郎さんのようでした〜。スミマセン〜。玉三郎さんの隈は四角ばっていてスッゴイ変顔、菊之助さんのは丸みを帯びて犬みたいです。
ここから海老蔵@ドラエモンが花道から登場なので、化け物姉妹ばかり観ていられないので、海老蔵さんに集中!です。も〜海老蔵さん、あんないでたちで格好いいなんて信じられません!立派です。そして目力がすごいです。もちろんまわりのオバチャンたちも口々に感嘆してます。唸りながら見得を切るので、三人とも怪獣のよう。一枚だけ押戻しの舞台写真が出ていたので買ったのですが、もう三人、えらいことになっております。玉三郎さんがこんな姿なさるとは!!
やっぱり渾身で拍手して帰ってきました!あ〜、ホント楽しかったです!!


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色っぽすぎる二人道成寺。夢の三人顔合わせは…!?/特別舞踊公演松竹座 [海老蔵礼賛出張所]

坂東玉三郎 特別舞踊公演
            尾上菊之助
            市川海老蔵
平成二十年二月五日〜二十六日

ちょうど開演して一週間の二月十一日月曜日、祝日に行ってきました。おとといの雪と違って、とってもいいお天気。二時開演なので、ゆっくり洗濯してお掃除してから出かけます。踊りわからずのtabuですから、一応手持ちの歌舞伎関連書籍のあらすじなどは繰って参戦。今日は三等席。舞台写真は「道成寺」だけで、「連獅子」はナシ。番附は後半も変わらないそうなので買ってきました。

まずは「連獅子」。海老蔵さんと右近さんって、親子というより兄弟みたい。「兄弟獅子」だわ。二人とも谷底へ落ちな!って感じかも。
右近さんは一生懸命やってらっしゃるけど、まだ十五歳だそうだし、谷底に落とされた前と後が一緒に見えました。海老蔵さんは、父親っぽくない!キレイだけど。團十郎さんみたいなどっしりと包容力も厳しさもある感じじゃない。体操のお兄さん的親獅子。
及第点は取れていると思うのだけど、親子のストーリーが感じられないと満点突き抜けて感動できないなぁ。別に本当の親子じゃなくてもできそうな気がするけどなぁ。海老蔵さんは自分のことばかりで人の面倒みるイメージないから先入観でそう思っちゃうのかなぁ。
でも連獅子オケは楽しかったです。生音の邦楽、すっごく楽しんできました。三味線の右から二人目の人がV6の岡田くんのNGみたいで胃がんを宣告されたような暗いお顔なんですがなかなか美形のおじさんでした(その隣は尾美としのりのNG)。また、望月朴清さんがもういらっしゃらないのが寂しかったです。
来週は一階なので、さらに食い入るように観てきます!

そして、「京鹿子娘二人道成寺」(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)です。もう、玉三郎さんはスゴイです。あの美しさと表現力。生で観られてうれしいです。

道行、最初は菊之助さんだけです。お雛様みたいに清楚で可憐なカワイイ菊ちゃん。扇子をくるくるまわしていると、ぴったりシンクロした動きで扇子をまわしながら、玉三郎さんがすっぽんからせりあがってきます。もう、お美しいったらありゃしない。そして貫禄。

問答とかはまた菊ちゃん一人で、紅白の幕が上がるとお二人です。はじめは、シンクロナイズドスイミングみたいに、本当に綺麗な二人が振りを合わせて踊っているのが綺麗でワクワクしながら拝見していたんですが、観ているうちに、清姫の一途な愛の化身を菊之助ちゃんが、恨みの化身を玉三郎さんが演じていることがわかります。「鐘見」の型の玉三郎さんの目の怖さはスゴかったです…。金属の鐘なら玉三郎アイビームで溶けてたと思います。舞台のはハリボテだから大丈夫でしたけど。

二人の引き抜きも迫力ありました。赤い着物も浅葱の着物も、お二人ともとってもよくお似合い。毬唄のところは、毬をついてるように踊るのがとっても可愛いです。でも、お綺麗な二人がくっついて踊っているのは、かなり色っぽいというか、歌舞伎のエロス堪能ってとこでしょうか。未来に希望のない「一途な愛」と「恨み」が踊ってて、レズビアンのようにみえてホモセクシャルってどゆこと!?

花笠踊りは菊之助ちゃんお一人です。三階から見るとちょっとエノキの化け物みたい。で、手拭いの踊りははじめ玉三郎さん一人(ずる〜い、玉三郎さんのほうがいいとこ取った〜)。お美しく妖しいです。っていうかコワいです。恨みすぎ〜。美しくてもこんなに怖いなら、ちょっとおヘチャでも明るいコと付き合いたい、と私が男なら思ってしまいます(私なんか、あんなにしつこく怒ってるとか言っておきながら、さっきの連獅子でもうデレデレなのよ)。菊ちゃんも出てきて、ここで手拭い投げですね♪上から見てると、やっぱり前の席でないともらえそうにないなぁ。来週一等席なんですが、微妙に届かない感じだ…。

羯鼓(かっこ)の踊りはお二人。明るい黄色地に火焔太鼓の柄の衣裳が素敵。バチを持っての振り付けもカワイイです。鈴太鼓の踊りはまた菊ちゃん。今日は大向こうさんはお爺さん一人だったのだけど、ここで菊ちゃんに「大和屋」って掛けたんだよ〜!も〜!二人しか出てないのに間違うなよ〜(怒)!

そして鐘入り。♪思えば〜思えば〜恨めしや…♪です。菊ちゃんだけ入っていきます。「一途な愛」担当の菊ちゃんはコワい顔せずに、お人形さんのようにあどけない感じでずっと通されてますが、ものすごい長丁場の舞踊、体力ある〜!って驚きです。菊ちゃんも凄いです。

鱗四天でいろいろあって、鐘から出てきた菊ちゃんにびっくり〜!めっちゃ面白い顔になってます〜!富樫の時も思ったけど、メイク下手!?ちょっと噴きそうになりました。紅葉狩の時みたいな鬼のいでたちなんですが、なんかギャグマンガの怪獣みたい…。で、同じく鬼になった玉三郎さんも登場(っていうか、鬼になったら原型をとどめてないのでどっちがどっちかわからなくなる〜ヘン顔の方が菊之助ちゃんか!)
そこに海老蔵さん演ずる左馬五郎が竹をもって押戻です。海老蔵さんもこの世の物とは思えない、不思議なキャラクターになってます。ありえない髪型に大きな金のビーズつきの真っ赤な衣裳。舞台写真、出たら買いたい…。台詞ちゃんとあって、荒事です。せっかくのお美しい三人が顔を揃えた舞台なのに、玉三郎さんと菊之助さんは怪獣になってるし、海老蔵さんは和風のドラエモンみたいだし、「何で!?」って感じで笑っちゃいました。わざとか?
でも、幕切れの絵は迫力と面白さがあってすごくよかったです。力いっぱい拍手してきましたよ!

…それで、踊りわからずなのにとっても楽しめたのでうれしくなって、本屋さん冷やかしたあと、楽屋口に行ってみたら、ちょ〜ど海老蔵さんが出て来られてお目にかかれました。オリラジの藤森くんみたいなメガネかけられてました。スッゴイ格好いいブーツ履いてて。ちょっとロッカーみたい。モノクロの細かい柄のスカーフとかしてたし(ヴィトン?メンズ館で買ったのか!?)。今日はペンを持ってなかったのでサインはナシですがなんだかうれしかったです〜!

<追記>
まいまいさんのご指摘にあるように、鐘から出てきた鬼女は背の高さと舞台写真で観ると、玉三郎さんでした!失礼いたしました〜。玉三郎さんがこんなメイクなさるなんてオモシロすぎです!


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海老蔵贔屓の心に残る出ずっぱり公演/初座頭新橋演舞場 [海老蔵礼賛出張所]

新橋演舞場初春花形歌舞伎<成田山開基1070年記念>
通し狂言 雷神不動北山櫻 

一月十九日夜の部

出張にからめてチケットを取り、行って参りました。二回目です。口上の説明で、「殺し殺され、諭し諭され」と海老蔵丈も仰ってましたが、主要キャストが全部海老蔵さんなので、普段の歌舞伎の時みたいに「あ〜この役、海老蔵さんならよかったのになぁ〜」などと思うヒマもありません。白塗り麻呂からオヤジ役、悪イケメン、坊さん、不動さん(!)といろ〜んな海老様の格好良さを堪能でき、かつ成田屋さんの荒事を通し狂言で満喫できるという成田屋贔屓には文句のつけようもない面白い舞台です。

通し狂言は殆ど観たことがなくて、以前に歌舞伎座で「先代萩」(玉三郎さん、仁左衛門さん、團十郎さんで、当時新之助の海老蔵さんは床下で男之助)を観たくらい。その時は、それぞれの幕がお芝居として独立していて「通し」とか言いながら幕ごとに世界観が変わってて辻褄があわなかったりして余り通し狂言の意味がなかったなぁと思ったのですが、今回の「雷神不動北山櫻」はそれがきちんと作ってあって、幕それぞれも面白いし、きちんとストーリィとして繋がっていて、一つのお芝居としての面白さがありました。

ただ、荒事ベースなので、あんまり話が複雑ではないのですよね。いいこぶってるけど実は極悪な早雲王子くらいで。欲してるけど突き放す、愛してるけど裏切る的な人間の弱さと哀しさの近松さんと対極(さっき、海老蔵休演の7月松竹座を思い出して、つい涙目になって怒ってたので近松の話題がでました)?なので、次の海老蔵企画は複雑系(源氏物語ではなく、与三郎や与兵衛系)でお願い致します。

無事写真入り筋書きと舞台写真をゲットし、新幹線にも余裕の終演時間で帰ってきました。次は二月の「連獅子」ですね。親の獅子を海老様ちゃんとできるんかいな。ネグレクトだったりして。で、子獅子がしっかりして親を諭したりしてね…。


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初めての座頭、五役/ひと味違う大人の海老蔵 [海老蔵礼賛出張所]

新橋演舞場初春花形歌舞伎<成田山開基1070年記念>
通し狂言 雷神不動北山櫻 

一月十二日昼の部

いや〜、半年ぶりに歌舞伎です。新橋は一年ちょっとぶり。お懐かしゅうございます。海老蔵さん、初の座頭ということで、今までより積極的にPRもなさっていて(雑誌やTVなど、襲名の時みたいですね♪)、五役なさるとかイリュージョンだとか情報も聞いて、期待が高まります〜。

雨で寒かったですが、劇場内は人でいっぱい。老嬢もたくさん来られてて、お婆さんも海老蔵さんが好きなんですね!いっしょですね!と心でエールを送っておりました。私も足腰が立つ間は歌舞伎を貪欲に楽しみたいです。

海老蔵さんのメッセージもあるというイヤホンガイドも借りました。わりとおとなしめで、「こんにちは」で始まるお話で(オメデトウじゃないのね)、真面目風ご挨拶でした。

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團十郎さん、みっけ〜 [海老蔵礼賛出張所]

9連休の夏休みがあけてから、ずっと休み無しです。このまま10月まで行ってしまいそうでコワイ…。やってもやっても仕事が減らない〜背中シュレッダーにかけないと!
と、休みボケも許されず、どっぷり仕事漬けの毎日ですが、先日おシゴトがらみのパーティーが、外国人特派員協会であって、ちょっと息抜き。パーティーも楽しく(主催者のおもてなしの気持ちが場の雰囲気を素晴らしくしますね〜)会場も珍しく、キョロキョロしていたら、壁に過去にここで記者会見をした方々の写真がズラリ。團十郎さん、みっけ〜。この写真は、白血病から復活された頃でしょうか?お隣が東国原知事なのが笑っちゃう。ハイ、私も愚痴ってないで、健康に感謝して頑張って働こうと思いました〜!


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海老蔵不在を鑑賞に…七月松竹座は今日も雨ダス [海老蔵礼賛出張所]

大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎
関西歌舞伎を愛する会 第十六回 七月二日〜二十六日

七月十四日 昼の部
 海老蔵さんのバカバカバカ!十三日の「鳴神」終了後、楽屋のお風呂で転倒して足の裏を十五針縫う大怪我して休演なんだって〜!ヒドイ!酷すぎるぅ〜!海老蔵さん観たさに貧乏会社員が一等のチケット買ったのにぃ〜!舞台写真も海老蔵さんだけ出てないし。楽しみがないじゃんか〜松竹!
 …悲しんでばかりいても仕方ないし、命に別状はなさそうなので、まぁこんなこともあるわな、長い役者人生ならば…とあきらめて劇場に向かいました。「十二夜」とか「研辰」みたいに海老蔵さんが出てない方が、気楽に観られて楽しいかもな、と思っていたら甘かった。海老蔵さんがいた舞台に海老蔵さんがいない!今日は「海老蔵さんがいない」というタイトルのお芝居を観に行ってしまいました。

 「鳴神」は愛之助さんが代役です。昨日決まって今日本番とは可哀想過ぎます。そして、それを見せられるアタシもかわいそー!バージョンアップした海老蔵さんの鳴神を期待してたのに、なんか別のドキドキ(ハラハラ?)がある鳴神でした。孝太郎さん、白雲坊、黒雲坊頑張ってましたけど、平均点では喜べない体質になってしまったのじゃ。
しかも、三等、二等ときて、やっと一等席で、しかも上人様ハウスの前で上人様ウォッチに最適な場所だったのに。「アカン、こりゃ酷すぎる〜(狐忠信@海老蔵のイントネーションでお願いします)」観ているうちにどんどん気が滅入って虚しくなってしまったのでした。

 今日は「橋弁慶」ちゃんと観ました。壱太郎くん、ちょっとアニメ声(グーグーガンモ、みたいな?)ですが、可愛らしい。三原順子に似てますが、品はあるかな。しっかり踊っています。

 そして「義経千本桜」の代役は薪車さん。一幕と二幕で花道からはけるんですが、歩き方に重みがない。なんか、主役の歩き方じゃないと思った。二幕目は桃太郎みたいなかわいい拵えで格好は海老蔵さんと遜色無い(私からみたら海老蔵さんの方がずっといい)ですが図々しさがないというか、物足りません。
 仁左衛門さんはとてもよかったです。海老蔵さん休演でこんなに気が揉めるのですから、仁左衛門さんが大病をなさったときのご贔屓さんの悲しみはどんなものだったろう、なんて感じました。
そう言えば、この日の安徳帝は、知盛をガン見していたので、あの血まみれ衣裳が怖くて(矢も刺さっているし)7日は泣いていたのかな。小さい子には確かにあの出で立ちはコワイわな。

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■七月十五日

さて、昨日はしょっぱなが「鳴神」で、あまりの海老蔵不在の喪失感で、気鬱になって昼で切り上げ、予約していた夜のチケットは返品させていただきました。どなたか仁左衛門贔屓さんが買っていただいてたらいいのですが…。浮いたお金で夏休みの旅行グッズなど買って気晴らししたりして、今日はいざいざ夜の部へ行って参りました〜。花横です〜。

「鳥辺山心中」からはじまり。初めの方の「座敷をぬけて忍び男にでも逢うていたか。」という半サマの問いにお染が「あい、このような男に逢うていました」といって、誂えた春着を見せるところが、何故か毎回イラっとくる。カマトトよのう。あと、お染の父、与兵衛(同じ名!)は、毎回感心しません。

そして「身替座禅」です。かわゆいっす、仁左衛門さん!「さかしゅうしてても所詮は女…」というような台詞があって、菊五郎さんで見たときはイラっときたのですが、仁左衛門さんがおっしゃると、普通に、カワイク聞けます。超キュート!仁左衛門さんがやると、好色な夫の浮気話ってだけじゃなく、ちゃんと奥様ともうまくやってて、モチロン奥様は旦那様がだ〜い好きで、って感じも伝わるので後味も悪くないです。奥様の玉ノ井、太郎冠者、千枝、小枝のバランスもよくって、とっても楽しめる一幕です。

いよいよ「女殺油地獄」です。結論から言うと、スッゴク楽しんできました!仁左衛門さん、よかったですぅ〜!仁左衛門さんファンからしたら、そんなのあったりめぇじゃん、てなもんでしょうが、昨日の落胆があったのでねぇ。
一幕、二幕は仁左衛門さんの圧勝ですね。じゃらけた感じ、本当に箸にも棒にもかかんない甘ったれな感じなのです。もうヨワヨワなの。一幕の最後、駄馬にびびったあと笑われながら帰って行くトコなんて、可愛くて情けなくて。二幕目も、油壺を担いでよろよろ戻ってくるところから頼りな気。海老蔵さんなんかその三倍でもゆうゆう担いで、ベンチプレスとかしそうだもん。家族に暴力ふるうところも、海老蔵さんはヘタクソ。仁左衛門さんの観てよくわかりました。本当に叩いたり蹴ったりしなくても、カタチがその動きのキモを捉えているから真実に見えるの。そして家を出ざるをえなくなって、出て行くとこも、はかな気で可哀想。海老蔵さんなんか、家を出されても新地で用心棒とかして生きて行けそうなしっかり感が…。江戸っ子のキッパリ感がアダだねぇ。
さて三幕。もちろん、お吉に脇差しで襲いかかるまでは仁左衛門さんに軍配。まぁ仁左衛門さんも初役の海老蔵さんに負かされるとは思ってないでしょうけど。でもでも、油ですってんころりん、三味線の不気味な音色とともにひっくり返るカタチは海老蔵さんがずっとキレイ!さすがの運動神経です。そしてやっぱり役の若さと実年齢とのシンクロ具合が海老蔵さん。仁左衛門さんも少年体型ですが、三十くらいには見えます(それもスゴイ)。
仁左衛門さんがお出になられているということで、孝太郎さんの緊張感もまた格別では?次回は約十日後の観劇なのですが(三列目中央なのよぉ〜〜〜)、海老蔵さんで観られるか、仁左衛門さんで観られるか、どっちでも楽しみぃ。今日お話した仁左衛門のファンの方はニザ様の体調を心配してらして、「与兵衛が観られるのはうれしいけど、体が心配」とおっしゃって、やんわり怒られてしまいました。不肖の弟子でスミマセン〜。仁左衛門さんまで休演にならないように(そしたら愛之助さんが大変なことに!?早変わり!?)頑張ってくださいませ!


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七月変態的歌舞伎鑑賞で暑気払い〜美しい殺人者海老蔵 [海老蔵礼賛出張所]

大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎
関西歌舞伎を愛する会 第十六回 七月二日〜二十六日

七月十日
 仁左衛門さんと海老蔵さんの二枚目東西対決?新旧対決(ニザ様ゴメン!)?のせいか、なっかなか良い席が取れなくて、無理矢理平日に行ってしまいました。それでも昼の部は二等でやんす。今日はヘンな観劇日でお芝居はよかったのに、客席がスゴクうるさかったり、フラッシュたいて舞台写真撮ってるオバサンがいたり、速記記者のようにずっとメモとってる人がいたり、なんか自分とお芝居を観る感性が違う人がいっぱいいて困惑した一日でした。しんどくなって救急車で運ばれた人もいて、客席もタイヘン!

■昼の部
 まずは「鳴神」から。ちゃ〜んと5分前に着席しております。二等の一番前。花道も見えるし、よい席です。海老蔵さんのお芝居になっていると先に書きましたが、ちょっとコントっぽくなっているトコが複数あって、それがイヤかも。「身替座禅」で仁左衛門さんがカワイクしてても全く気にならないんだけど、海老蔵さんはまだ早い!って感じかな。志村けんとコントに出たらいいんじゃない?私の好みは松ちゃんだけどね。
 ぶっ返ってからは文句ありません!すごく好きです。チケット買い足します。今回はチケット、戻らないんですか?一等で観たいんです。二列目の中央で観たいんです!…というような気持ちです。やっぱり六方もめちゃくちゃ格好いいので、七列目の花横とかでもハート鷲掴み!だと思います。上人様に追われたいですね〜。

 で、「橋弁慶」なのですが、なんか二階は無法地帯で、大声で喋るオバハングループが上手と下手にいて、その影響でか(あら、お喋りしながら観てもいいのね、歌舞伎の大人の観劇法かしら?みたいな)小声で追従するグループ多数で、一体どうなるのじゃ、松竹座!!と思っていたら、デジカメ構えた富士真奈美似のオバサンがフラッシュ付けて舞台写真撮りだして(愛之助ファンか〜!)、「エエ〜!」ってもう、舞台観るどころじゃなくて。はじめはスルーされてたんだけど、後半に撮り出したときに松竹のお姉さんがカメラ取り上げて一件落着(もっと早く気付けよ!)。そしたら二階席の前の方で皆さん席を立って移動していく人多数。なんじゃろか?と思っていたら、お客さんが過呼吸かなにかで運ばれてたみたい。チラっとみたら細っそりして若くて綺麗な人だったみたいで(愛之助ファンか〜!)、せっかく観劇に来られたのに気の毒でした(キレイな人に弱い)。で、結局舞台を観るどころではありませんでした!

 そして「義経千本桜」です。今日観ていて思ったんですが、海老蔵さんはずっと哀しい顔で、憂いの美男子(かなりツボです。オペラグラスをお忘れなく!)。仁左衛門さんはもう傷だらけで、最期は碇を持ち上げて自害。ドS向け芝居です。イケメン仁左衛門&海老蔵をいじめぬく!特に仁左衛門さんの青い隈に血の赤がとてもキレイで、やっぱり素敵〜〜!自分の胸に刺さった矢を抜いて、血をなめるとこ、安徳天皇(今日は台詞がいっぱいあってビックリ)に諭されて、海に身を投げるところ、悲壮感と壮絶な美しさで惚れ直しました。海老蔵さんもいつかやるかな。キレイな男が悲しいがったり痛がったりするのが愉しいドS心が満たされます。

■夜の部
 なんか、梅雨もまだ開けていないのに、浴衣のお嬢さん発見。今回は素敵な着物姿の方が多数いらっしゃったので、余計にヤな感じでございましたよ。

 「鳥辺山心中」ではじまり。前の方の花道横なので快適〜と思ったのも束の間、お隣さんが愛之助ファンなのか、ずっとメモ取りながら観てて、ずっと動いているので気が散る。静かにお芝居観る人と隣あいたい。出て来る役者の名前をつぶやかずにはおれない人、それが誰の息子、または兄弟などの血縁関係をつぶやかずにおれない人、イヤホンガイドを思いっきり音モレさせている人、コンビニの袋のガサゴソに無頓着な人、チラシで扇いだりカバンガサゴソしたりずっと動いていないと気が済まない人…。
 愛之助さんは今回五役なんですね。大変そう。でも、ファンの人もいっぱい来られているみたいだし、きっとスゴク期待されてるってことだと思うし、頑張って欲しい。でも、今回の鳥辺山、薪車さんの半サマで観たかったかも!!薪車さんも頑張ってね!

 仁左衛門さんの「身替座禅」。スゴク面白かった!一階だったので、仁左衛門さんの可愛い表情がいっぱい観られて楽し〜。客席も喜んでました。歌六さんの声は、ちょっと優しくなってて、前に観た方がヨカッタな。
 浮気して帰って来た時の仁左衛門さんがとても良くて、ぜひぜひ海老蔵さんにもこの役をやっていただきたいと思いました!客席のワタシ含めオバサン達のハートをキュキュッと掴んでいただきたい。「鳴神」よりもある意味大人なオハナシですもんね。海老蔵さんも結婚したらできるかな〜今は無理かな〜。

 ハイ、やっとここまできました「女殺油地獄」です。花道横でよかったぁ〜。キレイな脚を存分に鑑賞してきました。一幕二幕は難もあるかもしれないけれど、与兵衛の心の弱さ(番付には「心が優しくてピュアなのでは」なんて海老蔵さんは言ってたけど、私に言わせればグズグズに心が弱いヤツ)が表現されてました。すンごくカワイイっす。こーゆー男の子いるよね。怠け者で自尊心だけ強くて、でもホンっとに女の子が好きなキレイな顔だからついついチヤホヤされてしまうという…。
 私の人生(?)はマッタク踏み外さない道を行っているので(何も事件が起こらない人生です。ひったくりや万引きのような罪さえ身近にあったことがない)踏み外す与兵衛とお吉の二人、幕が閉じたあとの世界では犯罪者の家族になる河内屋の人々、被害者の家族になる豊嶋屋の人々、とても興味深いものがあります。三幕は圧巻です。殺人者と二人っきりの不気味さ、気持ちワルイ〜!与兵衛の気持ちの移り変わり、最初の一刀のあとの必死で夢中な時間、客席も固唾をのんで観ていました!油にまみれて逃げ転びながらお吉の人生はだんだんと閉じられて行く…。ラストの花道を逃げて行く弱い男・与兵衛、さすが成田屋、めいっぱい盛り上げました。
 松竹座の七月大歌舞伎は、こうして振り返るとナカナカ大人で変態的お芝居が取り混ぜられているではないでしょうか??病み付きになりそう〜


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殺されたい!?海老蔵油まみれの暑い夏だぜ〜松竹座七月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]

大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎
関西歌舞伎を愛する会 第十六回 七月二日〜二十六日

七月七日
 やっと、やっとです。行ってきましたよ〜七月大歌舞伎!初日が月曜日だったので、今日まで本当に待ち遠しかったです。七夕の今日、海老蔵さんが彦星なら、私は牛です!天の川に阻まれてないもんね、同じ側にいるんだもんね!天の川の向こうに、米倉さんやりえちゃんやサトエリがいたとしても、わたくしは堂々と海老蔵さんに繋がれているウシなのでございます〜〜と妄想しつつ全速力で自転車を漕ぐワタシ。何故なら、昨晩に別件(吉井さん方面)で超ラッキーニュースがガツンと飛び込んで来て寝られなくなって、11時開演なのに10時10分に起きてしまったからなのでした〜。
 …というわけで、20分で準備して猛ダッシュ。5分遅刻で入り、ナントカ海老蔵さんの出には間に合いました。ヤレヤレ〜。

■昼の部
「鳴神」
 新橋演舞場で見て以来です。その時はマッタク團十郎さんのコピーだと感じましたが、今回はこなれてましたよ。ちゃんと海老蔵さんの台詞、演技になっていたと思います。「あ〜、こんなんだったなぁ」と思いながら観劇。前半は鳴神上人がわりと受け身な感じで、絶間姫が主役っぽいので、ちょっとな〜、なんて思いながら見てました。あんなにキレイな女を知らない上人様、ハンカチ王子以上にモテモテでしょう!京都の街に降りたらキャーキャーワーワー間違いなし。絶間姫にやいやい「酒飲め」とか言われなくても、女の子が追っかけ回すよな〜なんて。
 そして、ダマされたあとの格好よさ、うつむいていたのがムクっと顔を上げたら、舞台上に怪物現わる!!そこから六方まで釘付け。今日は三等だったので、オペラグラス握って拝見。スゴイ迫力で超ステキでした!番附に「自分でも成長を感じたい」とありましたが、ハイ、演舞場の時より数段成長なさったと感じました。バタバタして家を出て来て、お芝居見て「あきらめずに、来てよかった!」って思いましたもん。
孝太郎さんは沢村貞子に似てます。姫向きじゃないかも。

「橋弁慶」
 はじめて拝見しました。う〜ん、よく見てなかった。眠くなったので…。壱太郎くんが出てました。今度ちゃんと見ます。

「義経千本桜」渡海屋/大物浦
 仁左衛門さんと海老蔵さんの二枚目がダブルでご出演の演目。東西、男前対決です。少し前なら私も仁左衛門さんに軍配を上げるところですが、もう今は海老蔵さんがスゴイっすからね。もちろん、この演目では主役の仁左衛門を立てて、義経の海老様はおとなしくしてらっしゃいますけど。
 これもはじめて拝見しました。ラストシーンは有名なので何度かTVでは見ていましたが。かなり無理のある設定ですね〜。典侍の局が船問屋の女房なんか勤まるんかいな。でも知盛、格好いいです。隈取りもステキ。ささった胸の矢を抜いたりして、かなりリアルな血まみれ感も、何かS心(?)をくすぐります。
 番附には大物浦の場で、「安徳天皇の幼いながらも思慮深い言葉を聞いて…」と説明にあったのに、子役が出てなかったんですよね。なんでじゃろ〜

■夜の部
 夜の部も引き続き三等。学校の課題か何かで見に来ている学生さん多数。お行儀悪いの。爆睡してたり、携帯でミクシィに書き込みしてたり。バカじゃないの。見てみてつまんないなら出て行って、自分が本当に楽しいと思うことをすりゃいいのに。レポートなんて、適当にして(どうせネットで調べてささっと書くんでしょ)。あんな子達に見せる必要全くナシ!
「鳥辺山心中」
 あんまり好きじゃない演目。少女趣味すぎません?汚れを知らぬまま(「汚れ」ってなんやねん!)死にたいってさ〜。お染の同僚(?)の遊女お花を竹三郎さんが演じていらっしゃる!のが私的にはツボでした。恐るべし竹三郎さん!結構カワイイのよ。行かれる方は注目〜。愛之助さんは、なんかあんまり個性がないように感じました。可もなく不可もなく。もっと面白い役者になって欲しいな。

「身替座禅」
 仁左衛門さんのカワイイキャラです。菊五郎さんのようにエロスが生々しくなくて、楽しく拝見しました。奥方の歌六さん、上手〜と思って拝見してたら、初役だったんですって。ベテランの方はみなさん、スゴイですね。侍女の宗之助さんと壱太郎くんもキュートでしたよ。

「女殺油地獄」
 さて、今日はこれを観る為に行ってまいりました。これが観たいと、初日が開いてからじりじりとじらされておりました。じゃじゃ〜〜〜ん、成田屋御曹司海老様がナント、近松に登場です!いけずな(?)二枚目仁左衛門さんにみっちり習ったハズの河内屋与兵衛です!!
 「ドラクル」の記者会見で、またしても随分体を絞られた海老蔵さんだな、と感じてて、去年の團菊祭の時はやつれた感じであんまりだったのが、今回はダイジョーブ!本当にお美しい!鳴神も義経も与兵衛もみんな合格〜。
 番附に「大阪での関西弁、鷹揚のご見物を」とありましたが、なんの、不自然なところはありませんでしたよ。聞いててヘンなとこなかったっす。でもなんか全体に身のこなしが江戸っ子っぽいのよね〜やっぱり。もうちょっとじゃらじゃらしててもいいかもね。甘えん坊っぽくしようとしてるんだろうけど松本竜助みたいになるのがイヤだ(キライなんすよね、竜助)。ちょっと狐忠信っぽいところもアリ。
 孝太郎さんも今回の役の中では一番合ってると思いました。誠実で空気読めない主婦。旦那は愛之助。平凡すぎてつまんなそ〜。子どもは二人。弟のように可愛がっていた海老蔵さんに殺されるのよん。
 一幕目で与兵衛の性格を描写し、二幕目で勘当されるにいたるまで(もっと家庭内暴力をリアルにしたらどうだろう?)、三幕目で親の愛に触れたにもかかわらず殺人という選択をする主人公。
 油にまみれながら殺すシーンがやっぱり一番良くて、ニュースなどで見る事件とオーバーラップさせて語るむきもあるかもしれないけれど、これはやっぱり舞台、芸術と思って鑑賞したほうがずっといいよ!どんどん油にまみれていって、お吉も弱って来てもう、海老蔵さんの美しいこと、お吉もなかなかにセクシーで、凄惨な見せ場になっています。お吉が不幸なのか幸福なのかわからないくらい海老蔵さんが美しかったです。
 「夏祭浪花鑑」の殺しの場は長く感じるんですが、今回のはまったく長く感じません。夜の部狙いチケット取ったの正解〜!七月の夜はこれから暑く燃えます。今日は「YOU、出待っちゃいなよ!」とも思ったんですが、何しろ、とるものもとりあえずみすぼらしく出て来てしまったので、さすがに自主規制。舞台の海老蔵さんを思い出して寝ます!では!


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楽で〜す!ウレシハズカシご対面!松竹座の楽屋口 [海老蔵礼賛出張所]

大阪松竹座新築開場十周年記念
壽初春大歌舞伎 平成十九年一月二日〜二十六日

一月二十六日
金曜日です。有給休暇です。給料貰ってお休みして歌舞伎観るんです。ウレシイデス。平日だからか、客席はいつもに増して平均年齢高い感じ。オジイサンと玄人っぽい(?着物姿の髪の結い方とか)ヒトも多いような。海老蔵さんのお母様がいらっしゃってました。サトエリは見なかったな〜。昼の部は三等、夜は一階の前の方のほぼ中央の席でした。

この千穐楽はちょっと思い入れ。楽日に観ること自体珍しい(初めてだったかな?けっこうみなさん、カミカミで笑っちゃった。翫雀さん、我當さん、團十郎さんなど)のと、今年はミーハー路線で行こう!と決意(?)してはじめての興行(しかも大阪)だったので。

舞台写真は厳しい顔の富樫のアップ一枚、團十郎&海老蔵2ショットに朴清さんや巳沙鳳さんが微妙に入ってるの三枚、どんぐりマナコの弾正一枚ゲットしました!

■昼の部
「毛谷村」
翫雀さんの声好きです。気持ちよく台詞を聴いていました。テーマが「敵討ち」みたいになっちゃうのでいまいちピンとこないのですが、ナリユキで小さな男の子のパパになったり、すンごい力持ちの女丈夫に惚れられたり、今のTVドラマのモチーフにもありそうなカワイイ設定がいろいろあって、義太夫と役者さんの台詞が渾然一体な感じでとても楽しめました。それにしても「二十歳を超えても眉も落とさず♪」とか「トウのたった生娘」とか義太夫って結構ヒドイこと言ってるね〜。
進之介さん、今日も出てました(当たり前か)。相変わらずの気持ち悪い演技。ただ、歌舞伎って懐が深いから、上手ばっかり出てるわけじゃないもんね。ヘタでも長い目で見てくれるよね。いつまで我慢できるかわからないけど、ちょっとずつ見てる間に、ヘンな味もクセになるみたいに芝居の中のアクセントになったりして…ってキャー(恐怖の叫び)。

歌舞伎十八番の内「勧進帳」
一等でないのが悲しい勧進帳。でもゼイタクいったらバチが当たる!今日は全体を楽しみましょう〜。今日の海老蔵さんは「最終的には通してあげてもいいかな〜」的富樫に感じました(いや、あくまで私の見た感想です。詳しくは前回の感想をご覧ください)。つまり逸脱が少ない感じ。ヤリスギ感がないというか(一階で観るのと三階とでは感じ方も違ってきますのでそのへんはわかりませんが)。でも、そのやり過ぎなトコ、加減をしらないオトコ・海老蔵に魅力を感じちゃうんですけどね〜。まぁ今年で三十だし、もう大看板だからいつまでもそういう(まわり見ずに突っ走るような)わけには行かないと思いますが、でもやるときはバシ〜っと何かを突き破ってくださいませね。
そして詰め寄せの盛り上がりサイコ〜!團十郎さんも大熱演でした。ホントお正月早々厳しい関所に当たっちゃって、ひどい目にあいましたよね〜!お疲れさまでした!
三津五郎VS海老蔵の勧進帳で「勧進帳」の面白さに目覚め、今回の團十郎VS海老蔵の勧進帳でさらに新しい魅力に触れました。あと、いまんとこ、海老蔵さんは富樫の方が好き!

「封印切」
おえんさんが好きです。「じゃらじゃら、じゃらじゃら言うてんと、どうならどう、こうならこうと…」ていうくだりとか。身のこなしも素敵だし着物のシックな感じもイイ!
お芝居全体は、ちょっと笑いが多めかな、と思う。最後の悲劇が伝わってないのかな〜と。若い二人が踏み外したばっかりに命を落とすことになる悲しさがイマイチ伝わらない。可愛いカワこと秀太郎さんと色男で愛嬌のある忠さんこと藤十郎さん、心中しても、長生きだったね、って言われそうなんだも〜ん。

■夜の部
今日も幕間にスタバに行ってたんですが、お店のコに「お客さん、今日二度目ですよね」といわれちゃいました。二階の売店のコーヒーまずいのよね〜。
「毛抜」
かわいいエビちゃん、タヌキおやじです。「荒事は子どもの気持ちで…」なそうですけど、この弾正は無邪気を装いつつ、油断なりません。悪役の家橘さんにも疑ってないそぶり。吉弥さんにせまったのも(何度みてもイヤラシイ)扇雀さんをくどいたのもみんな敵を欺くため?君は金田一か?コナンくんか?
すべて解決して、ゆうゆうと笑みをたたえながら花道を行かれるところ、とっても格好いいです!大人な感じ。余裕あるサラリーマン。ああ、サラリーマン金太郎だったのか?(見てないから知ンないケド)

「山科閑居」
エヘヘ、やっぱちょっと寝ちゃいました。はじめの方。ゴメンネ(→誰に謝っているのか?)。それにしてもここの秀太郎さんは抜群な感じ。強く、品よく。花嫁に辛いことを言っているけれどイケズには見えない。弱そうでいて藤十郎さんに一歩もひかないトコ。
ラストで図面を手に入れてもう計画に夢中になっている大星と力弥に対してその先の悲劇を見越して亭主を気使う秀太郎さん。ウン、いいです。

「藤娘」「供奴」
前の方の席の方々、パラパラ帰られて…。新幹線の都合などかしら、勿体ないです。扇雀さんはエビちゃんがまったく似合わないサーモンピンクがよくお似合いです。カマトトです。オヤジはいいようにあしらわれる、女友達のいない藤娘…って妄想し過ぎ。
翫雀さんは背が伸びる注射打ってください。声、顔はいいじゃないですか。お芝居に対する姿勢も。
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<松竹座番外編:はじめての出待ち>
さて、昨年の12月22日吉井和哉のソロライブではじめて出待ちというものを体験しまして、結局何にも見えずじまいだったんですが、その時の経験が芽を出しまして、行って来ました、「出待ち/歌舞伎編」。
なんかやっぱり今までは、海老蔵さんに会いたいけども恥ずかしいし、こんなオバサンがファンだってことを知られたくない〜なんて思ってたんですが、よくよく考えたらそんなの単なる自意識過剰で、海老蔵さんにしたらどぉ〜ってことないよな、というのと、「明日死ぬかもしれない」と思ったら、やってみたくて出来ることなら、今年は何でもやってみよう♪と行って来ました、松竹座楽屋口。日時はナイショ!
思ったよりも年配の方がたくさんいらして、引け目を感じずに済みました。待っている間に先輩方にいろいろ聞いたりして。曰く「写真や握手はNG」「何を話しかけても返事はしてくれません」「サインはかろうじてしてくれる」etc.待っている間、いろいろお話してくだすった皆様、ありがとうございました!
で、出てこられましたね〜海老蔵さん。お付きの女の子と一緒に。サングラスかけたまま無言でサインをはじめられます。みんな一列に並んで、お付きが「時間がないですのでっ!」とか言うので、こっちもあせって、なんか配給貰う時ってこんな感じ?ハラハラドキドキ。順番が回ってきた時はすんごく緊張しました。十歳も年下なのにねぇ。なんか怖いオーラが出てたし。でも無事、番付にサインを頂いて(家宝にします!)、タクシーに乗り込まれるのをお見送りして、車内から会釈してくださった時は「キャ〜出待ちって楽しい〜」って思いました!
他にも「毛抜」に出てらっしゃる役者さん、みんな出てこられて、おお〜!って感じでした。
会社帰りに行ったのですが、定時に出て十分間に合う時間で、地の利を感じましたね。結局、チケット持ってる時は待てないし、遠征してる時は土地勘なくてコワイですから。もっと早く会社と松竹座が案外近いと気付いたら通ったんですけど、後半だったのと、やっぱり定時でスグ退社するのってちょっと気をつかうのでねぇ。でも成田屋さんが松竹座に来られた時は、一回くらいはまた番付もって並びたいな〜。
それで、今日「毛抜」で結構舞台と近かったのでドキドキしましたよ!海老蔵さん、覚えててくれてるかしらん!舞台から「あ、あのオバチャン、ヨレヨレの番付にサインさしたバァさんやん(何でエビまで大阪弁?)」なんて思ってる〜?と想像してなかなか目を見られませんでした!コレ、新しい楽しみ方。博多も(もちろん)パリも行く予定がないので、これから毎日番付のサインと舞台写真眺めて、そして吉井さんと浮気して暮らします〜!


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