引っ越します〜 [海老蔵礼賛出張所]
このブログ、テーマがいろいろありすぎて、ちょっとカオス?
だいたい「よろず思う事」って、HP時代の
「着物」や「読書」とかの設定しているテーマに入らない、
シゴトの愚痴やらイライラすることのマイナス感情の捨て場だったんですね〜。
タイトルもだっさいし。
それが海老蔵語りながら9mmの話に飛び、とかややこしくなってて。
(それはそれで、私のアタマの中の混沌状態を表してるんですが)
海老蔵さんの舞台の感想が他の記事に埋没して
読みにくい感じもするし。
ブログ開設した時は、まだso-netブログでは1コしか作れなかったんですが
今は複数立ち上げられるようになったし
歌舞伎と歌舞伎に関係する話題と、音楽関係(吉井&9mm関係)を
引っ越すことにしました。
で、昨日からまずは海老様のお引っ越し。
一応、以前のコンテンツを新しいブログにもコピーしました。
これが案外面倒くさくて…。もっと簡単なやりかたないのかしら?
(「よろず」内にある記事も、コメントをつけていただいてるのでそのまま残します。)
さっき、無事、コピー完了したんですが
新しいレイアウトで見ると、昔書いた感想もまた新鮮で
楽しかった記憶がぶわっと甦り、なんだか幸せな気分です♪
自分でも感心するほど、熱心に書き込んでてオモシロイ。
新しい方のブログ・海老蔵礼賛も
どうぞ、よろしくお願いいたします〜。
▼海老蔵礼賛
http://ebizo-raisan.blog.so-net.ne.jp/
2009年初芝居は、新橋演舞場 新春花形歌舞伎 倒錯美の海老蔵で明け! [海老蔵礼賛出張所]
とてもいいお天気で、寒くても爽やかで気持ちよく、着物姿の女性もたくさん。
そして、若い女の子が多い!増えた!海老蔵PRのおかげ?
ビミョ〜なタイミングで取ったチケットなので、席はまあまあ。

日差しが春のようで、光も霞んでいる演舞場正面。
昼の部は花外の真ん中辺り。二人三番叟でスタートです。右近さんと猿弥さんが面白く楽しく踊られて、はじめちょっとネムネムだったのが、最後は拍手でした。
そして噂の口上です。海老蔵さんと後見の右之助さんだけの登場。拍手の音が違いますね〜。今回の演目を「エッヘン」とか言いながら読み上げ、最後に「にらみ」です。「家の芸」が「にらみ」ってチョット面白いですよね。でもなんか海老蔵さんの目力は効力ありそうな気がします。効いたかなぁ、効いたらいいなぁ。今年一年無病息災でいられますよう。←初春っぽくていいですね!
いよいよ昼の部のメイン義経千本桜から木の実、小金吾討死、すし屋です。海老蔵さん初役だそうですが、私はこのお芝居自体が初めて。掲示板で「美しい」「肉体美」と絶賛されていましたが、確かに美しい肉体を露出してます!どこを見ていいやら…。「早く袖をお通しになったら」とか「ステテコかなにか履いてくださいな」と思ってしまいました。
「木の実」では、いがみの権太が「愛嬌もある悪い奴」であることを紹介していて面白いんですが、木の実を取ってやって(海老様が石を投げて木の実を落とすんですが、筋肉の形がキレイ〜)近づいて、実は強請りたかりの嫌なやつって流れが、少し良くないような気がした。微妙に間が悪いのかなんなのか。小金吾がくやしがって泣いていたけど、そこまでイヤらしく意地悪にもみえなかったし。そのへんが弱かったのでは…と。そして、子どもをおぶって奥さんと帰るところが良くってイヤだったわ!なんだかいろんな妄想が沸いてきて。ワタクシもぞんざいに「早く行けよ!」とか言われて着物の裾をめくられたい…とか??

「小金吾討死」、段治郎さんが頑張ってましたが、この役も海老蔵さんにやって欲しいかも。さっきの場のくやしがって怒って泣くとことか、戦っている間に手負いになって髪も乱れて、とか美しそう〜♪
勘三郎さんか仁左衛門さんが権太のときに(豪華すぎ?)。
で、木の実のたかりで味をしめて、お母さんからもお金を巻き上げようと勘当になってる実家「すし屋」に海老蔵さんがやってきます。私も海老蔵さんが息子だったら際限なくあげてしまいそう。嘘泣きとかしながらいろいろ言ってて可愛いんだもん。で、桶の取り違えとかあって、最後の盛り上がり。獅童さんはやっぱり気に入らないのでスルー(温そうな靴はいてました)。権太は維盛を助けるために女房と子どもを犠牲にする上、誤解をうけて親に切られて瀕死状態から、実は…となるわけ。泣かせどこなんだろうけど、頼んない維盛守る為に子どもの命までっていうのがリアリティーなくて、今の時代共感しにくかった。縄をかけられて奥さんと子どもが連れられてきたところはなかなか悲惨で、権太の苦渋も滲んでました。
澤瀉屋さんの女優陣はみんな大柄ですね。猿之助さんの趣味なのかしら?維盛の奥さんの若葉の内侍の笑也さんは冷たそうで亭主に毒を盛りそうな女にみえる。媚び媚びで艶やかが過ぎるこってり春猿さんのお里と一緒になったほうが、維盛@門之助さんは幸せになれるのではないかと思いましたよ。
権太の着物が素敵で、あの太めの黒白チェックと同じ柄で夏にスカートでも縫おうかと見ておりました。今回も仁木弾正とおなじく幸四郎黒子つき。海老蔵さん、初役権太はバッチリ及第点を取れているのではないでしょうか。
昼の部最後はお祭り。海老蔵さんは最後に花道から登場です!花外いやだな〜と思ってたけど、取っておいてヨカッタ!ほんっとにおキレイでした。9mmライブに行くと若返ったような気がするんですが、昨日の鳶頭見たら寿命が延びたような気がいたしました。手拭いはハナから諦めてたんですが、花道にも役者さんがこられたので、「もしや」とスケベ心を出して気を取られていて、海老蔵さんの遠投を見逃してしまいましたよ。

筋書の表紙のデザインがシンプルで素敵。これにサイン欲しいですね〜。舞台写真はわりにたくさん出てましたが気に入るのが少なくて弁天小僧を二枚買ってきました。
夜の部は、前の方ですが上手の一番端です。横が壁なのでもたれながら拝見。七つ面ではじまり。明るくてキレイな舞台。踊りわからず、ですが、もうちょっと見せ場的なものがあってもいいんじゃないかと思いましたです。演目として地味かな。海老蔵さんは自身が華やいでいるのでいいけれど、地味なヒトがやったら…。
封印切は藤十郎さんや翫雀さん以外のキャストで拝見するの、初めて。一応口調とかいっしょなのね。獅童さんって不思議な容貌なので、あの上方のじゃらけた感じと合わないし(なんか水気が足りないというか乾燥して見えて、カワに夢中じゃなさそうですよね〜)、声もチョット…なので、なんだか学芸会チックにみえました。少しウトウトしながら、音を聴いていて、あれ、誰だろ??と八右衛門のセリフ効いて筋書みたら、猿弥さんなのね〜。いつも我當さんで拝見するので、新鮮。
あの冒頭の何か口に含んでモゴモゴしたような喋り方を真似ないといけない役なら、私は別に忠兵衛を海老蔵さんにやってもらいたいと思わないなぁ〜。海老蔵さんなりのじゃらけた感じにしてもらえるならやって欲しいけど…そんな事したら集中砲火浴びそうですね。
夜の部ラストは弁天娘女男白波。まずは浜松屋から。可憐さは菊之助ちゃんですが、海老蔵さんの振袖姿もクールビューティーでステキ!ほっそりされたからか女形で私が見た中では一番キレイだったかも。で、お約束通りことは進み「尻尾をだしちゃうぜぃ」です。「知らざぁ言って聞かせやしょう」の前や途中で拍手してるバカがいて、ちょっとちゃんとセリフ聞こうぜ!と憤り。
そしてするすると帯を解いて長襦袢姿に。今度は入れ墨入りの肌襦袢をお召しなので、前をはだけても安心(何が?)。それでもかなりドキドキしますね〜。やっぱり本性あらわしてからの格好良さと、綺麗な男が女になったりの倒錯した姿のもの狂おしさは海老様最高〜。花横で観たかったな〜。花横の人いいな〜。
勢揃いの場では、海老蔵さん、立ち位置が上手側でうれしい。名乗りをあげるところも格好良くて、歌舞伎チャンネルで早出ししてもらいたいです!
最後の幕大詰めはのぞみの最終ぎりぎりなのでパスして帰りました。通路側の席だと終わってダッシュできそうだけど、今回は一番奥の席で横にずらっと並んでらっしゃるみなさんは、なんというかドッシリと楽しまれててなんか幕間に売店に行くのも苦労したしスムーズに出るのは無理かと。ハラハラしながら観るのもイヤだし一足お先に失礼しました。後ろ髪が引かれて、首がガクガクしましたよ(涙
かわりと言っちゃナンですが、Tシャツとストラップを買ってきました。Tシャツは白と黒があって、女性サイズがMとL。ピッタリタイプなのでほっそりとしたお嬢様ならお似合いかと。男性サイズはMのみ。いつもフェスで買うTシャツのMと同じ大きさっぽかったので、私は男性サイズの黒を買いました。3200円でニカラグア製だそうです。
(Tシャツの上にのってるのは友達へのお土産、おみくじ海苔です)

わりにシンプルなので着るの恥ずかしくないと思います。背面は肩のところに三升とEBIZO ICHIKAWAの文字が小さく入っています。私的には怒り狂ってる筋隈の海老蔵さんの写真がバァア〜ンとプリントされたのでも平気ですけどね!

ストラップはこれ。ビジュアル系バンドのグッズみたい?写真がうまく撮れずにわかりにくいですがebizoのフォントがそーゆー感じなの。革部分が白と黒がありますが、女性が持つには少しゴツゴツしたデザインかも。携帯につけてみたらバランスが悪くて…。何に付けるか考え中。1600円で中国製。他に同じebizoロゴ入り鏡もありました。
2008年歌舞伎納め!?吉例南座顔見世 [海老蔵礼賛出張所]
今日は関西は大雨なうえ寒い一日で、列車のダイヤも乱れ気味。しかも近場なのでナメてて、地下鉄の四条駅で降りたら、なんか見覚えのない風景。あれ〜!?高島屋は?阪急は?降りる駅間違えたァ!で、タクシー乗って遅刻であります。

冬の京都の雰囲気は独特
正札附根元草摺
八陣守護城(湖水御座船の場)
藤娘
梶原平三誉石切(鶴ケ岡八幡社頭の場)
ぢいさんばあさん
のラインナップ。松嶋屋さんが目立ちます。
海老蔵さんはちょびっとだけの出番です。「ぢいさんばあさん」は、仁左衛門&玉三郎のご夫婦です。はじめはみずみずしくて可愛らしい若夫婦。薄紫の玉三郎さんのお衣裳が可愛らしくて素敵〜。海老蔵さんは憎まれ役。ちょっとタカラヅカっぽい!?ひょんなことで京都に転勤になってしまった仁左衛門さんが、海老蔵さんに絡まれて、感情の一線をこえてしまうわけですね。
海老蔵さんはきっと仁左衛門&玉三郎夫婦が好きだったんですね。でも性格的に不器用で絡んじゃってあんなことになっちゃったんですね〜。海老蔵さんが自分の奥さんについて話すセリフがあったんですが、なぜかその時、先月のお鹿@猿弥さんを思い浮かべてしまいました〜!そして37年の年月を経た後、やっと夫婦が対面できるのです。みなさん泣いてらっしゃいました。
それにしても、刀なんか欲しがっちゃって、しかも酒の席で見せびらかすなんて、ホントに男って…。玉三郎さんが可哀想じゃないの、と思いましたよ。37年ぶりに会ったら、私なら殴る蹴るですね。アタシと坊の事を思わなかったんかいっっ!とね。
今日最大に盛り上がったのは、舞妓さん芸妓さんを一度にいっぱぁ〜い見た事です。超カワイイ〜!上手側の桟敷にズラリ。休憩中に見に降りたら、至近距離で団体で遭遇してしまった。帰りにタクシーに乗ってみんなで帰っていかれましたが、その後がお仕事本番なんですね〜。お疲れさまです。海老蔵さんの誕生会は祇園で盛り上がるのかしら?いいなぁ。

遅刻だったので焦って入場したので、まねきは終演後に拝見。

どうです?師走の気分が盛り上がるでしょ♪

海老蔵さんの名前はココです!
南座の座席は狭いけど、雰囲気がたまらなくいいです。歌舞伎座のミニ・バージョンな感じ。今日は三階席で、階段上がるの面倒でしたけど。あと、わりとみんなマナー悪いのね。近くの席で、イヤホンガイド一つ借りて、聞いた事を伝言する恐るべき夫婦がいました。「藤娘」を弁当食いながら観てましたよ。
今年最後の歌舞伎が海老蔵さんがちょびっとで寂しい気もいたしましたが、元気で楽しめたのでヨシとします。2009年1月も頑張らねば!

鴨川べりに立つ出雲のお国の像
菊之助に泣かされた!新橋演舞場 花形歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]
やっとですよ。この11月は、新幹線に乗って何度も出張していたのに、1日にはじまった舞台、22日にやっと拝見してきましたよ!元三之助に愛之助さん、獅童さん、男女蔵さんも加わって、まさに「花形歌舞伎」。昼夜とも、底意地の悪い女の人がキーパーソンなお芝居ですね〜。

海老蔵さん、今年は新橋演舞場が多かった。演舞場で、座長公演の練習でしょうか。
■昼の部
ヘルペスの治りかけで痛痒い脇腹とともに観劇です。昨日ゆっくり寝たのに、何故か眠くて仕方が無い…。鎮痛剤のせいでしょうか。演目は「通し狂言 伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」率直に言うと、こじんまりしているというか、夜の部に比べて、ドラマが弱いというか。
この演目を初めて観たのは、筋書に海老蔵さんが書いてらっしゃる、襲名時の團十郎さんが休演なさった「伊勢音頭」で、貢を梅玉さん、万野を芝翫さんが演られていて、海老蔵さんは喜助でした。このときの芝翫さんがえげつなく意地悪くて、貢さんがもう可哀想で、可哀想で、刀の妖気に触発されたとはいえ、その爆発はとても納得できました。
海老蔵さんが損なのは、まず可哀想に見えない事。人に誤解されても(女郎を騙してお金を絞っていると非難されても)平気そうだし。思いたい奴には思わせとけ、ってな。だから、鞘が割れて、不可抗力(?)で一線を超えてからの狂気のお芝居は格好いいのに、それまでの我慢というか、我慢して、我慢した上の爆発!が表現し切れてないから、ドラマティックさが半減する。その辺が残念だったかな。…とか言いながら、血のりのついた舞台写真はちゃんと買いました!狂気の目力はもうハンパないですね。一等の花道寄りの後ろの席だったので、双眼鏡を握りしめて観劇しておりました。

歌舞伎の獅童さんは初だったのですが、もっと進之介さんみたいなデストロイヤーなのかと思ったら、案外フツーでした。でもなんか、芝居が雑というか、荒事系の役は、カタチのひとつひとつがピタっと決まってないとイライラするんで、もっとちゃんとやれ!って感じでした。真剣さが足りん!
「吉野山」は菊之助さんと松緑さん。松緑さんは、ヒト以外の役が似合います。でも無駄に声がデカイのがうっとおしいです。清元が延寿太夫で最悪。
■夜の部
夜も通しで、「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」ナント、政岡を菊之助ちゃんがやっちゃうのです。なんだか、歌舞伎観て、はじめて泣きました。子どもネタで泣くもんか!と歯をくいしばっていたんですが、菊之助さんの熱演につい。それに年の頃も、ちょうど千松くらいの子がいるお母さんくらいで、嘆きが生々しいの。そして緊迫の連続で、夜の部の方がドラマティックに感じました(内容で言うと、「伊勢音頭」も、もっと緊迫したり集中したりできそうなのに)。オジサン演じる怪女ばかりの場ですが、みんなそれぞれ良くて面白みを感じました。松島や沖の井が誠実なところや、愛之助さんの強力な意地悪さもよかったです。ものすごくコワイ顔メイクで。
そして、亀三郎さん、以前にも拝見しているのかもしれませんが、今回、大発見!って感じ。声もいいし、容姿もスッキリしてて、吉野山の籐太や先代萩の頼兼他、いろんな役をされてました。これから活躍されそうです♪
菊之助さんでまだ涙が乾かない床下。荒獅子男之助は獅童さん。やっぱり、ギュ〜っとしたトコがないのね。散漫な感じ。で、海老蔵丈の登場です。仁木弾正、暗闇の中を蠟燭の火に照らされながら床下から立ち去ります。
続いて、お裁きの場なんですが、人間の集まりの中で、海老蔵さん一人デビルマンみたいです。人種が違うというより、よその星から来たみたいな、はきだめに鶴っていうんですかね。お一人だけ格段に美しく異彩を放って座ってらっしゃいました。しかし、この場は眠かった。家橘さんはカミカミだし、男女蔵も松緑も…だし、頼みの海老蔵さんは、裁かれる側で受けの演技で…。前半の女性陣チーム(?)とは随分な差だわ。大詰になって、海老蔵さんも本領発揮です。歌舞伎そのものになっています。様式美、ですね。本当にお美しいです。眉の動きやら見得やら、いちいち決まってて、それで「様式」だから気は伝わらないのかというと、まったく逆で、研ぎすまされ簡略化されているからこそ、ギュ〜っと芯の部分がしっかりあって、強く訴えかけてくるものがあります。弾正は「悪」なのに、えも言われぬ魅力があって、フラフラついて行きそうになります。
今回は夜の部に軍配ですかね。でも一回づつしか観ていないので、わからないですね。もう一回観たいのは昼の部です。次に観たらまた違う感想を持ちそうで。海老蔵さんの成長も観たいな。夜の部は緊迫の連続で、観るの疲れた。菊之助さん、スゴイです。
体力的に限界に近づいてきたので「龍虎」はパスして帰ってきました(終電も微妙だし)。愛之助さん、ゴメンナサイ。

帰り道で通った歌舞伎座。どんな風に変わるんでしょうね。
惚れ惚れと、惚れ直したヨ!海老蔵、新秋九月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]
どうも精神的にピリっとしないし「今月は観劇パスしようかなぁ〜」と、チケットも取っていなくて盛り上がってなかったんですが、三連休前に東京出張が決まったので、これは海老蔵さんが呼んでいるのかも、と直前にウェブで申し込んで行ってきました!ナント、四列目の中央のお席です(やっぱり呼んでた?)!
九月十三日 昼の部
気が進まないのにこんなにいい席が当たっちゃって、当惑しながら席に着きます。「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」の「義賢最期(よしかたさいご)」からです。
…それがもうねぇ、ものすごくカッコイイの。海老蔵さん。年頃の娘のいる中年の役が違和感がないです。中年の色気炸裂です。わたくしも後添えに行きたいです。頼りになる感じと、世の中とズレてる孤独と、頑固オヤジと、不器用な夫がないまぜな、もうアラ40もアラ50もアラ60も、もっと上のお姉様方もハートがキュンキュンいってたと思いますよ。
前半は静かに進んで行って海老蔵さんも重い感じの演技ですが、義賢が反平家を決心し、詮議を受け、兄の髑髏を足蹴にせよと言われてブチ切れるあたりから荒事です。男女蔵さんが手下を連れて攻めてくるのを、やっつけながら、やられながら、だんだん深手を負っていくのね。海老蔵さんは五十日鬘っていうの(伸びるの早くね?120日ぶんくらい伸びてるよォ)かぶってて、五右衛門みたいなヘアスタイルで、着付けも大きく、他の人の1.5倍の大きさの巨人。襖を三枚組み合わせて┏┓←こーゆー形をつくって、上に海老蔵さんが乗って、見得切りながら倒れるんですが、その時、映像はスローモーションで、全ての観客の目が釘付けになって、劇場中の空気が海老蔵さんに吸い込まれていくような錯覚を覚えました。そこからは、もう客席は私語の余裕もなく、固唾をのんで壮絶な義賢最期を見届けます。チョット知盛っぽい?色男が苦しみながら死んで行く様を鑑賞するなんて。ラストは力つきて階段をズドドと崩れ落ちて行くという悲しさ。初めて「実盛物語」を見た時に、小万の腕が切断されても白旗を離さない、という執着がイマイチ納得できなかったんですが、この義賢の最期に立ち合ったのならさもありなんと思いました。も〜ヨカッタ!!!拍手喝采の幕切れでした。
お昼の休憩をはさんで「竹生島遊覧(ちくぶじまゆうらん)」短い舞台です。小万の腕が切り落とされる顛末。20分くらいの短さ。今回、小万は門之助さんなんですが、百姓の娘で力自慢で誠実な感じがピッタリでした。美人とは言い難い風貌ですが、それが説得力を増したというか。海老蔵さんは本当は源氏の味方なのに平家の仲間という、どうもハッキリしないいじけた感じであります。
で、「実盛物語(さねもりものがたり)」です。実は時々眠く感じるんですよね。このお芝居。前に観たときはまだ新之助で、さわやか青少年、ペパーミント実盛!と思った記憶があるのですが、今回は前より余裕があって、「毛抜」のときの弾正みたいな面白味、人情味のあるキャラになっていました。実は源氏だけど平氏に仕えているという、現代サラリーマンとリンクするような実盛は、子役の太郎吉を諭すときも10%くらい自虐的。ユーモア&ペーソス的な?
それがまた、ラストシーンに馬上の人となるのですが、これが超カッコイイィィ〜〜〜!目がハートになりましたぜ。あっアタクシも馬に乗せてくださいな〜〜〜。花道を颯爽とお馬に乗っていかれました。天井の高さがギリギリで少し心配しましたが、首をすくめることもなく、美しい姿勢のまま捌けていかれました。
あー、今回は前だったからメチャクチャ目があったわん♪ハイ、気が進まないなんて言わずに駆けつけます!と誓った次第。舞台写真は8、9枚くらい出ていたかしらん。義賢を二枚と烏帽子の実盛と、岩藤を一枚ゲットしました。掲示板では「へったくそ」と書き込まれていた海老蔵さんの岩藤ですが、舞台写真で見る限り、美しくてイイ感じ!江波杏子さんを彷彿とさせる素敵な雰囲気!今日はまだ本調子ではないので、昼の部だけの観劇にしたのですが、これは岩藤も観たいかも〜。夜の部観るとなると、終電に間に合わないので泊まらなきゃなんないし、お金が…。
少し疲れたので、もう帰っちゃおうかな〜と思いつつも、松也さんと梅枝さん観たさに残りました。「枕獅子」。「鏡獅子」の元らしいんですが、時蔵さんが傾城の格好でお出になります。禿が松也さんと梅枝さん。かわゆらしい〜。衣裳も派手で少し現代的。時蔵さん、獅子になったらどうなの!?と思ったら、やっぱり女形の獅子でした。毛振りはブンブン系でしたけど。ラストは綺麗な舞台を観て、気が進まない〜と思いながら来たものの、随分と楽しんで帰ってきました。海老蔵さんの格好良さ再確認、惚れ直した、海老蔵贔屓でヨカッタ〜と思った一日でした。
あと、今日は受付にはそれらしい美人さんはいらっしゃいませんでした。代わりにお母様がにこやかにご挨拶されていました。客席は満員御礼でなく9割くらいの入りっぽい。もったいない!海老蔵ファンでまだご覧になっていないアナタ!義賢最期、超オススメです!そして売店で「和楽」の海老蔵特集号が販売されていました。年間購読もイヤだし、ネット通販はチョット…というアナタ!新橋演舞場でお求めください〜
トナリのオバサンに撃沈!七月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]
舞台写真は4枚ゲットして(数は出ていたんですけど、あんまり気に入るのがなくて。「鳥居前」のコワイ顔1枚と「吉野山」一枚「四ノ切」二枚購入。
さてまずは「鳥居前」。「待ちやがれ」と揚げ幕の奥から声が聞こえると、もうワクワク。藤太を踏みつけにして「踏み破るぞ」と脅すトコとか大好き(←荒事好き)!狐六方もバッチリ拝見。迫力満点でゴザイマス。普段の荒事も面白いですが、「実は狐」という妖しさが加味されて、いっそう面白く感じました。
父の実家が京都市伏見区の深草鳥居前町にあり、ばぁちゃんが生きていた頃は、お正月や連休、夏休みはよく遊びに行ったもので、もちろんお稲荷さんもスグ近く。なじみの場所が舞台になっているってのも感慨あり。
「吉野山」では、キレイな海老様堪能。玉三郎さんもお美しいですが、つい海老蔵さんに釘附けです。次の舞台を思いながらウットリ拝見(でもやっぱり南座で観た清元と竹本の方が好きかな。ちょっと地味に感じる)。この幕でもやっぱり「人間じゃない」ってのが効いていて、狐の化身でキレイな忠信っていうのが、見ていて物狂おしい気にさせるというか、鏡花の世界とも遠からずって感じでしょうか。
で、「川連法眼館」なんですが、じわじわ劇場内が暑くなって来て、お隣のJR東海ツアーズで名古屋からお越しのオバサン+娘っこ、はじめからあんまりマナーのよい客じゃなかったんだけど、まぁそんな目くじらたてることもないわな、と思っていたら、「四ノ切」の途中、源九郎狐が親への思いを吐露するあたりから、義経さんたちとしんみりする辺りまで、ず〜〜〜っと「バタバタバタバタ」と音をたてて扇子であおいでたんですよね。シ〜ンとした劇場内で義経さんが我が身の不幸を嘆いていても「バタバタバタ」。まわりの東海ツアーズの皆さんは音漏れさせながらイヤホンガイドを聞かれているので気にならないらしく、私だけがなんでこんな目に!?と思わず涙目。どんなに待っても辞めないので、「スミマセン、音を立てないようにあおいでいただけます!?」と小声で言うと、ハッとしてやめられたんですが、もう舞台は義経さんが鼓を源九郎狐にプレゼントしているあたりで、後は、喜び狐や荒法師さんたちのアクロバット、宙乗りと盛り上がるシーンばっかりなので、もうあおいでいただいても結構ですわよ、ってな感じでした。自分の出す音に鈍感な人って大嫌い。何かものを置いたりするときも「ドンっ」って音を立てる人ヤです。も〜そのオバサンもきっと鈍感そうだったから(途中で、たるんだ背中出してバリボリ掻きむしってて、その音もいやだった…)、きっと私の観劇を台無しにしたとも気付かず、「面白かったね〜」とか言いながら名古屋に帰っていったことでしょう。松竹も歌舞伎で儲けてるんだったら空調くらいちゃんとせ〜よ!と言いたい。
というわけで、観劇記というより、ほぼ「隣のオバサンとの思い出」みたいになってて、お芝居おわってからもかなり落ち込んでしまいました…。七月の歌舞伎観劇は鬼門だわ。
源九郎狐がお山へ帰って行くところはやっぱりHappyいっぱいで、よほど裏方さんを信頼しているのか、それとも舞台に落ちて死ぬなら本望、という気でか、ハラハラさせるほどの動きようでした(かむろさんもワイヤーがギコギコなって、ハラハラドキドキと書いてらっしゃいましたね)。そして今回観ても、新橋で観たときの「ちょっとそのセリフの言い方どうなん!?」っていうのがなくて、狐語のオモシロさがあってよかった。人間の本物忠信と源九郎狐との対比もきっちりあって、源九郎狐は静にかくれて鼠とか捕まえておやつに食べてそうな不気味な感じもしました。狐の化身ってちょっとコワイ。
なんだか変な感想になってすみません。七月の観劇はこれが最後。次は九月を楽しみにします!
海老蔵狐、バージョンアップ!七月大歌舞伎 [海老蔵礼賛出張所]
仕事が立て込んで来た状態にもかかわらず有休とって出かける私。木曜日はドタバタでめまいがしそうでしたが、なんとか会社を脱出して、完璧な観劇にするためにクイックマッサージも30分コースを奮発。家では湯船にゆっくりつかって疲れをおとし、ほぼ寝巻のようなラクチンワンピーススタイルで出かけます。歌舞伎座、七夕にちなんでが、笹が飾ってあります。まだ暑さも本格的でないので、着物姿のみなさんもそんなに大変そうじゃありませんね。

歌舞伎の演目は、誰が決定権を持っているのか知らないけれど、四月の金丸座で「千本桜」やって、七月大歌舞伎で「夏祭り」やりゃぁいいのに、って思うんですけど、そういうもんでもないんですかね。
平成二十年七月十一日 昼の部 11時30分開演
義経千本桜
「鳥居前」11:30〜12:16
開演がいつもより30分遅くて、遠征の身には助かります〜。なんとか取った一階最後列の二等席です。まずは「鳥居前」。初めて見る演目。狐忠信の物語の発端になるので、フィナーレ(?)の楽しさを思いつつ、粛々と進む舞台を、まぁこんなもんかな〜と思いながら拝見。弁慶(権十郎さん)は先日観た「道成寺」の押戻の海老蔵さんとよくにた衣装。海老蔵さんは中盤くらいに花道からお出になるのですが、後ろ姿は椎名林檎ソックリで、横からのヘアスタイルは皮を剥いたニンニク一片、みたいな。突飛な衣裳が世界一似合う男前の海老蔵丈。やはり最後の狐六方が面白い。妖しい雰囲気を出しながらの六方で珍しく、またストーリーを次の展開へ繋げるワクワク感もありました。「あれは実は狐が化けてんねん。」「手ぇのかたちがグーになっとったやろ」とか幕間に初めて歌舞伎を観に来た女子に教えてあげたくなりますね。
「吉野山」12:51〜13:29
35分の休憩をはさんで(ランチはDEAN& DELUCAのキッシュと海老のサラダで満足。最近、海老ばっかり食べてます)、玉三郎さん登場。今回は正真正銘の美男美女。「鼓を鳴らすと海老蔵さんが出てくるなんて、私もそんな鼓が欲しいなぁ〜」とか「こんなキレイな忠信なら、義経は見限って忠信とくっついちゃえばいいのに」などと妄想しながら拝見。海老蔵さんは、段取りもきれいで素敵。後見さんとの小道具の受け渡しや、ひもをむすぶ手や姿勢の綺麗さ、その雰囲気も好き。運動神経がいいのか、勘がいいのか、扇の投げ渡しみたいなのも安心して見られて、キレ〜イに成功すると、さらにまた惚れるわけです。
竹本だけでの上演だそうですが(この辺のこともあんまり理解できない…)、なんかヘナヘナしてて頼りないっちゅうか、素人目(耳?)にはヘタクソに聞こえたなぁ。
あと、海老蔵さんが異界の化物で、玉三郎さんは人間・静御前ですのに、何か玉三郎さんも妖しい人のように見えがちなのよね。内面に大きなブラックホールを抱えている女のような。キャラがかぶるというか、海老蔵さんの時々顔を出す狐より、本当の全国稲荷大社の女大親分が玉三郎の姉御とか…(?)。
「川連法眼館」市川海老蔵宙乗り狐六方相勤め申し候
さてさて、演舞場でパァ〜ンとハートを射抜かれた四ノ切ですね!本物忠信、格好いいです。ちょっと真面目過ぎて一緒に飲みに行くのはつまんなそうだけど、これだけの男前なのでついOLも本気でクドキにかかる中堅サラリーマンって感じです。途中で窓から顔出してるのも好きだわ。格好良過ぎて笑っちゃう。
そして、狐忠信登場〜!単純な仕掛けなんだけど、やっぱり会場が盛り上がりますっ。お化粧がさらにキツネっぽくなっていて、それに何だか前よりもっと良くなってた。セリフがずっとユニークになって妖しさや化け物の要素が加味されて舞台に深みがでたみたい。狐言葉も笑われてなくて笑わしてたよ。かなり強調したイントネーションや言葉の区切り、ちょっと桂枝雀さんを思い出しました(好きだったな…しみじみ)。ラストの宙乗り狐六方はねぇ、私の座っている席からは一瞬しか見えませんでした!でも客席がわぁわぁ喜んでいる声を聞きながら、新橋演舞場で見たHappy狐を思い出して、シアワセな気分になりましたよ。へっへっへ。それに後半の一等チケットをもっているので、そこでじっくり拝見しやすぜ。

幕見も大人気
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昼の部と夜の部の間もわりと余裕ありなので、昼夜観るのにラクです!銀座三越に食料買い出しです。時間があるのでバーゲンのぞいたりして。夜にも海老が入ったサラダ買いました。昔の海老蔵贔屓は海老断ちしたんスよねぇ。私は何か、海老を食らい尽くすって感じかしら〜♪夜は上手側の四列目〜♪
平成二十年七月十一日 夜の部 17時開演
「夜叉ケ池」17:00〜18:34
2006年に歌舞伎座で拝見した時は、とにかく劇場内が暑くてバテてつらくてあまり楽しめなかった思い出が。今回は、前半ネムネムだったんですが、おサカナくんと蟹どんが出て来たあたりから、ず〜っと物語に引き込まれて最後まで面白く拝見しました。もし、百合と白雪姫を玉三郎さんが演じていたら、この20倍くらい面白かったろうなぁとも。特に百合。番附に泉鏡花の姪っ子さんが、玉三郎さんの「夜叉ケ池」をご覧になった時の感想を少し綴られてましたが、さぞ劇場中を熱狂させたろう、感激させたろう、と思いましたよ。
「高野聖」19:19〜20:44
間の休憩は45分。かなりゆっくり食事を楽しめます。お土産ものも冷やかして(海老蔵さんの千社札買っちゃった…。どこに貼ろうか)、リフレッシュして「高野聖」に臨みます。
清純派海老さまは少しつまらぬ。うそつけ!って言いたくなるような清潔で優しい役。かつらいらないんじゃないの?と思うんだけどかつら着用の海老蔵さん。山奥の玉三郎さん宅にひょんなことでお世話になります。玉さんは水もしたたるいい女。コラーゲンの温泉に浸かってそうです。ポスターよりも舞台の方がお化粧も色っぽい。
汗まみれの海老蔵さんを連れて淵にいく玉三郎さん、うれしそう〜。若い男が好きな設定です(私だって好きだわよ)。上手側の仮の階段を下りられて、客席を一周されます。ヤダ〜、すぐそばだわ〜。ここだけ客席がキャーキャーなりました。淵で例の着物をはだけて手拭いでふいてあげたりするわけで、二人の入浴シーンも見られます(!)。三階席からはどのように見えたのか興味ある〜。やりとりも少し面白くて、面白いやら恥ずかしいやらで微妙な笑いに包まれる歌舞伎座。玉三郎さんに迫られて、アセる宗朝・海老蔵、着物を着て帯をしめる段取りでドキドキをあらわしております。
普段のイメージが享楽的そうな海老蔵さんと禁欲的そうな玉三郎さんが反対の役なのも面白いです。そう、玉三郎さんが鏡花の世界の二面を持つ女をあれだけ深く演じるということ、玉三郎さんの内面世界がどうなっているのかチョット興味あるところでもありますね。複雑の上にも複雑な心の世界っちゅうもんに海老蔵さんも少しは触れられたのかな。海老蔵さんは見た目はキレイで力強さは文句ないけど、耽美的ってのとは人格的にほど遠いよなぁ、な〜んて思ったりして。
玉三郎さんが終わってからの親仁のセリフがゆっくりでイライラした。ためるところはためてもいいけど、ずっとスローなので。で、ようやく煩悩から助かった海老蔵さんは信濃路を旅していきましたとさ。
夜の部の鏡花二本立て、今回は楽しく観劇できました。歌舞伎座涼しかったし。ただ、玉三郎さんなしで舞台を成立させるのは難しいなぁ、簡単に継承できる芸ではないなぁとも。玉三郎さんの前にも後にも玉三郎なし、です。悲しいけれど。
海老蔵さんは狐忠信、新橋、御園座に続いて三回目ですね。お芝居の完成度がぐっと上がった感じがしました。新橋の必死でキュートな海老蔵狐も捨て難いんですが、狐が人間に化けているという妖しく怖い、得体が知れない雰囲気がヨカッタです。次回はもう終わりに近い頃に観劇予定なので、舞台写真を楽しみにしてます〜!
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予習中! [海老蔵礼賛出張所]
久しぶりに楽しめそうな予感がするので
少しずつですが予習中です。

昨日、表参道駅で見つけたポスター。はがして持ち帰りたかったです。
時間があれば図書館でじっくりやるのですが
そうもいかないなぁと思っていたら、いいもの見つけました。
国立劇場の歌舞伎公演記録集の4巻です。
これはカラー写真つきで簡単な解説と台本のシンプルな内容。
このシンプルさがちょうどいいです!
ちょっと高いのでまずは上巻のみ購入。
国立劇場の公演記録は奥村書店さんでよく売ってましたが
近くの本屋さんで気軽に買えて、カラー写真もいっぱいなので
わかりやすいです。
他に「雷神不動北山桜」も出ているので要チェック!
「高野聖」は、本は読まずにぶっつけで観ようかと思ってます。
前の鏡花特集の時も、お話はちゃんと理解できたので
(世界観が共有できなかった…。)
素直な気持ちで観て見ようと。
勘三郎さんは、予習ナシで観て!と仰るけれど
古典はみっちり予習して観るのが好きです。
新しめのものや世話物とかなら幕間に筋書ざっと見るだけでもOKですが。
予習とは関係ないのですが
最近になってやっと小学館のDVDBOOKを買いました。
「あら、まだ観てなかったの?」と皆様に思われそうですが
表紙のデザインが嫌でずっと見送っていたんですよね。
(そう思いませんか?なんだか古くさくて。「シリーズ歌舞伎」の文字もイヤっ!)
海老蔵贔屓としては必携かな、と。
その辺は私も律義な方なんです!
團菊祭に行ってきました [海老蔵礼賛出張所]
5月10日夜の部
午後の3時まで仕事で、ギリギリ歌舞伎座に駆けつけました。夜の部「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」通し狂言です。すでに足が痛くて、席についたときから睡魔に襲われていて、序幕の一場が終わった短い休憩時に寝ていたら、松竹座のお姉さんに膝を叩かれてビックリ。遅れてきたお隣さんを通してあげて、という合図でした。お隣さんは、一歳くらいの赤ちゃん連れだったのですが、菊五郎さんが何か言う度に赤ちゃんが「あーー」って言うのが可愛らしいの。台詞言ってるつもりなのかしら?それですっかり眠気もさめて観劇できました。赤ちゃんは無邪気だから、「あーー」って言うのをやめないので、ほんの5分か10分座っただけで遠慮して出て行かれました。どこかの席でちゃんと見られたでしょうか?
全然違う話しになるのですが、去年の年末の「吉井武道館」の時に、赤ちゃん連れの人がいて、もうすぐはじまるってのに赤ちゃんがすごく泣いてたんですよね。人ごとながらハラハラして、早く外に連れてあげればいいのに、会場のスタッフも注意せ〜よ、と思ってるまに、客電が落ちて大音響ではじまってしまいました。急に暗くなるし、聞いたことのない騒音(赤ちゃんにとっては)が鳴り止まないわで、すごく恐怖を感じているのでは??と心配してたんですが、結局どうすることもできず、これって虐待をスルーしたってこと?と、結構心にシコリが残ってたんですよね。日本は親のすることに知らんぷりな社会ですけど、隣近所のお客さんが注意してあげるとか、入場の際に断るとかすればいいのに。大人でもライブ終わったら、何か他人の耳みたいに感覚がおかしくなってるときがあるもんね。
…歌舞伎の話しでした。結局、昼間の仕事をひきずってしまい、あまり楽しく観劇できませんでした。他人の大失敗を目のあたりにしてしまい、感化を受けやすいタチの私は、自分の仕事もしくじるかも…とちょいブルーになっておったのですな。浜松屋宗之助の海老蔵さんは期待した役ではないけど、河竹黙阿弥の「白波五人男」を通しで見られるっていうのは楽しみにしてたんです。が、台詞のリズムや流れが期待はずれだし、一旦冷めると、「実は男だった」「実はグルだった」「実は血のつながった親子だった」とか言う歌舞伎でよくあるご都合主義が馬鹿馬鹿しく感じたりして。
がんどう返しって言うのでしょうか、立腹切った菊五郎さんを乗せた屋根がひっくりかえっていって、その下から極彩色の建物とともに團十郎さんがせり上がって来たり、舞台装置は面白かったです。海老蔵さんの役も、見てみれば、何故この役なのかがわかりました。でもおとなしい白塗りでおめめをパチパチしているボンの役なのでつまんない。海老蔵さんだから、弁天小僧みたいに「おうよ、オレ様もぬすっとよ。ハァ〜行儀よく座ってるのは疲れるぜ」とかいいながら本性出しそうに見えました(やってくれたらよかったのに)。
「雪の下浜松屋の場」の弁天娘は、菊之助ちゃんで見ると菊五郎さんがイイナと思い、菊五郎さんで見ると菊之助ちゃんの方が綺麗でイイナと思ってしまいます。菊之助ちゃんが35〜40歳くらいになって、美貌も残しつつ、図々しい感じも出せるころにじっくり拝見したいです。
最後は松緑さんの「三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)」。初めて見る演目。あまり感心せずに見てたんですが、衣裳を一枚脱いでからは盛り上がって楽しめました。
普段の幕間はiPod聴いたり、売店ひやかしたり一人でおとなしくしてるんですが、この日は鬱々としてたもんで、赤ちゃんと反対側のお隣さんに話し相手になっていただきました。時代小説好きのお嬢さんで感じの良い方。うるさく話しかけてすみませんでした。
充実の観劇体験!海老蔵、初役親獅子、松竹座特別舞踊公演 [海老蔵礼賛出張所]
坂東玉三郎 特別舞踊公演
尾上菊之助
市川海老蔵
平成二十年二月五日〜二十六日
いつにもましてチケットが取りにくかった今回は、日程をばらすことができず、二月十六日の今日も松竹座に向かいます。私の最終観劇日です。劇場に着いてスグ舞台写真チェ〜ック!おお、海老蔵さん、五枚追加になってる!ギリギリ買えてヨカッタ。狂言師右近3枚、親獅子の精1枚、左馬五郎1枚が追加になっておりました〜。手早く注文して、席へ。残念ながら三等です。

松竹座の正面玄関
「連獅子」から観劇。初役同士の「連獅子」で、丁寧に一生懸命やられています。ただ、谷に突き落とす場面、お顔をタテタテヨコヨコみたいにする振りとか、子獅子が舞台の上をコロコロ転がっていくとことか、面白くて私の中ではいつも盛り上がる場面なのに、あまり盛り上がれませんでした…。
後ジテはやっぱりよかったです。毛振りは、今日が一番良かったように見えました。
30分の休憩をはさんで「京鹿子娘道成寺」。きいたか坊主は、松竹座でお馴染みの役者さんがずら〜っと並んでいて面白いです。あの扇乃丞さんもいらっしゃいます。踊りを請われた花子が支度する間のつなぎで、「舞」について講釈たれるのが、いつも皆さん半笑いでちょいグダグダなので不思議に思っていたんですが、あれって舞台上で突然指名されるのでしょうか?昨日のヒトは喋りがスローだったので、途中で「よくわかったが、裏の準備ができたので、もうよい」とか言われてて、今日のヒトはよいお声で政治について揶揄するようなことをたくさん仰って拍手をもらってました。

堂々の玉三郎さんの看板
そういえば、今日「道成寺」観ながら思ってたんですが、なぜ玉三郎さんにはみんな跡継ぎのプレッシャーをかけなかったんでしょう?奥様もいらっしゃらないようだし。じゃぁ、嫁さんなくても歌舞伎役者としてやっていけるんじゃん、菊之助さんや泉鏡花の時の澤瀉屋の女形の方達に芸の継承はしてるわけだし、な〜んて思いました!玉三郎さんは他の役者さんとは少し違った生き方をされている印象もあるし、成田屋さんとは同じにはならないのかもしれないですけど。
二人の花子はやっぱりすごく素敵で、劇場中ウットリ〜って感じです。毬唄で、菊之助ちゃんが(架空の)毬をつきながら中腰で舞台を一周するところ、軽やかだけど実際はすごく大変そう〜と拝見するたび思ってたんですが、今日は拍手がきてました。
舞台の玉三郎さんと菊之助さんは影がないようにも見えました。もちろん人間ですからライトに当たって影がでるんですが、実体のない化身になりきっていて、二人が一つになったり二人になったり幻想的で、CG使わずにファンタジーみたいな。
押戻しでは、海老蔵さんが大きな竹を持って登場。格好いいです(舞台写真も、赤い背景に緑の竹が映えて、いい構図)!「大和屋のにぃさんと音羽屋の菊之助によく似た化け物」とかおっしゃいますが、全然似てませんよ〜(本人だけど)!何度みてもおかしい!あの玉三郎さんが化粧してるとはいえ、あんな顔になるなんて〜。

今回の観劇の記念です〜♪
松竹座に海老蔵さんが出られる時は、ここ最近はかなりな数を通うようになってたのですが、今回はこれにて終了。舞踊を観るとき、お芝居観るより集中力が必要で、浅い呼吸で体を静止しているので疲れる〜。でもそれで、しっかりと拝見できたので3回でも満足です。心に残る観劇になりました。千穐楽まで頑張ってくださいね!
…それで、また出待ってきました。今日は海老蔵さんは顎まで革ジャケットのジッパーを上げてうつむきがちでお顔がよく見えませんでしたが、ななんと、菊之助ちゃんも出て来られて(当たり前か)至近距離でお目にかかってしまいました。驚いたことに、菊ちゃんったら白塗り落とした方が可愛らしくてジャニーズ系のアイドルみたい!!全く30歳に見えません。松潤よりカワイイかもよ!まだまだ「ちゃん」づけしてしまいます〜。ちょっと心が揺れた(?)一瞬でした。
今日は出待ちの間に一緒にお話していた方(菊之助贔屓)が楽しくて、いろんなお話を聞かせていただきました!ありがとうございました!そして写真撮るのがヘタですみませんでした〜。またお目にかかりましょう〜♪






